本当の学び

ヒンドゥー教には「セヴァ」という概念がある。 サンスクリット語で「無我無欲の奉仕、他人への献身」という意味で、アシュラムやグル、そして人々のために、見返りを求めることなく、純粋な献身の気持ちで、ただ心尽くして何か自分の出来ることをするのだ。 独り身で自由な分、好きなだけ自分のために時間を費やせる私の１日は、「自分の好奇心を満たすための勉強」、「友達と過ごす時間」、「生計を立てるための仕事」など、自分のための時間で埋まっていた。 だいぶ恵まれた生活なのに、「一人で生きて、一人で死んでいく。生きてる意味あるのかな？」と感じてきてしまい、色々考えた結果、「今世、何も成し遂げられなかったとしても、誰か…

学びの過程で、誰もが一度は「アウトプットが大切」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。 私も17年間のITエンジニア生活を経て、そしてプログラミング講師として多くの受講者と関わる中で、その重要性を身をもって実感してきました。 しかし、このアウトプットという言葉に、必要以上に身構えてしまう方も少なくありません。 実は、アウトプットは私たちが思うほど難しいものではないのです。 ブログを書く、SNSで発信する、プレゼンテーションを行うなど、確かにそれらも立派なアウトプットの形です。 しかし、最も効果的で、誰にでもすぐに始められるアウトプットの方法があります。 それは、単純に「誰かに話し…

プログラミング講師として数多くの受講者と接する中で、ある興味深い発見がありました。 それは、何度も質問してくる受講者ほど、成長のスピードが速いという事実です。 17年間のITエンジニア経験を経て気づいたこの真理は、教える立場となった今、より一層強く実感しています。 最初は「また同じような質問かな」と思うこともありました。 しかし、その考えは今では完全に覆されています。 なぜなら、質問を重ねる過程で、受講者の理解が着実に深まっていく様子を、間近で見られるからです。 それは、まるで木の根が少しずつ、しかし確実に地中深く伸びていくような過程なのです。 私自身、ITエンジニアとして働いていた頃、質問す…

やっと1学期が終了した。オランダに来てから早いこと4カ月、本当にあっという間だったと感じる。院生でいるのは社会人をやっていた期間と違って、仕事のプレッシャーから解放されているので、精神的にはかなり気楽な時間を過ごせている。 さて、とにかくISSに関してはブログが少ない。 今回は備忘録も兼ねて、この時点で1学期を振り返ってみたい（数カ月後だと多分もう覚えてない） 学習環境 国際都市ハーグにISSのキャンパスが位置している。王宮や国際司法裁判所も徒歩数分圏内だし、中心街にも近い。周囲も大使館だらけなので、道を聞いたら外交官だったみたいなこともたまに起こる。ハーグ市の情報だと、世界180カ国から来た…

本記事の信頼性 通塾経験なし。学校と家庭学習のみで公立中高一貫校に合格。高校2年以降定期テスト理系1位継続、及び学年1位獲得。高校3年1学期通知表評定学年1位。英検対策なしで準1級取得。共通テスト総合9割。2024年東大受験に塾なしで挑みましたが、結果は不合格でした。2025年東大受験に宅浪で挑みます！ 塾なしで学力の向上は普通にできます 家庭教育と学校教育の両輪 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 塾なしで学力の向上は普通にできます 親として子どもの将来を考えたとき、塾に頼らずどうすればいいのか不安を抱くことも多いでしょう。し…

聞いただけでは人は変わらないベンジャミン・フランクリンが教える、本当に「わかる」ための方法 人生を変える「気づき」の瞬間 「どうしてこんなに一生懸命に勉強しているのに、覚えていないのだろう？」試験前夜に、あなたもこんな風に感じたことがあるかもしれません。何度も聞き、何度も読んだ。だけど頭に残っていない。そんな経験は誰しもあります。 この感覚、実はあなただけではないのです。知識や情報を受け取るだけでは、人の心や行動は根本から変わりません。それを経験し、自分の手で掴むことが必要なのです。 ベンジャミン・フランクリンは、これをもっとも端的に言い表しています。「聞いたことは忘れる。見たことは覚える。や…

「明日の教育を考えるフォーラム」に参加。 以下メモメモ✍ 熱中しているときこそ学んでいる。我慢ではなく、楽しめるものこそ本当の学び。 自由の中で子どもたちは学ぶ。大人が子どもたちを信じられるかがキーである。 勇気と覚悟を持った校長先生はいるし、そこで働く先生やそこに通う子どもたちはきっと充実している。 現在の学校教育に合わないだけで「発達障害」などというのかいかがなものか。たくさんの子どもたちがいたら、「なんか合わないな」って思う子どもがいたって当たり前。 悩んでる子どもたちやその保護者に学校以外の学びの場所の情報が全然届いていない。登校日を稼ぐために無理やり学校に連れていくなんてナンセンスだ…

「FX 40万円チャレンジ」をやってみた結果は、まさにジェットコースターみたいな日々だったよ。相場の波に乗り、40万円という少額の資金で一発逆転を狙うこの挑戦、やってみる前は正直“夢がある”と感じてたんだ。けれど、実際に挑んでみると、思い通りにはいかない現実があった。それでも、この40万円チャレンジは、ただの“資金を増やす試み”を超えた経験になった。勝つ喜び、負ける苦しさ、そして相場の本当の怖さ——これら全てが俺の心に刻まれた。「なんJ」でも、このチャレンジにはいろんな声がある。「少額でハイレバは無謀だ」「これで利益を出せたら本物」なんて反応が飛び交ってて、挑戦前からその期待と不安が俺の背中を…

ちゃんと朝寒い。ホッとする。 自分はいわゆる宗教２世だ。以前はときどきそのことについて書いた。 あの経験は意味不明すぎる。誰にも説明できない。カウンセラーですらわからなかった。だからひとりで考えてこたえを出すしかない。 ひとりでいる。真面目に考える。それだけで変人扱いされる。 宗教は昔どうだったか、などなど本を読む。自分にはよくわからない。 わかったのは言葉では説明できるようなことではなさそう、ということだけだ。皆必死に説明している。(実際は政治的な主導権争いがとても多いみたいだ) こういうのはとても個人的なことで、とても他人と比較したり争って決着がつくようなことではなさそう。 個人と何かの繋…

突然ですが、 「えんたくん」ってご存知ですか？ 先日、 教員や保護者が集まって 子どもの教育について話し合う会を 企画･運営しました。 テーマは、 「情報端末機器との関わり方」について です。 会を企画するにあたって、 初めて顔を合わせる方同士でも 気軽な気持ちで参加し、 情報を交流してほしいという 願いをもちました。 そこで、 今回、用いたのが 「えんたくん」という話し合いツール です。 【えんたくんとは？】 直径が１メートル程の丸い段ボールの板。 人々が、円座になって ひざの上に「えんたくん」をのせて、 活用します。 （大きめの机上に置いて 活用してもOK） 丸型の段ボールの上には、 セッ…

「真実は体験するもので、教えるものではない」 これは、ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」にある一文で、子供の時に一度しか読んでいませんが、今でも記憶に残っている一文です。 現代のインターネット社会では、子どもたちもスマートフォンやタブレットを通じて、膨大な情報に触れる機会が増えています。少年サッカーの世界も例外ではなく、YouTubeでの試合動画やSNSでのトレーニング方法、戦術の解説など、子どもたちが手軽にサッカーの情報を得られる時代になっています。 しかし、これだけ情報が溢れる中で、すべてが正しいとは限りません。フェイクニュースに代表されるように、事実と異なる情報も簡単に広まります。そんな中で…

はじめまして、英語学習者の皆さん、そして英語教育者の皆さん。Mr. Globalです。英語指導歴は40年と長期に渡っています。現在は、英語指導の時間をかなり絞り、教育機関や留学エージェントでの英語指導や留学プログラムの企画・開発・運営を行っています。 このブログの目的 このブログでは、日本人が英語を苦手とする原因やその解決策について、私の経験をもとに様々な角度よりお話しします。また、私が開発した教材や学習方法をブログやYouTube動画で紹介し、読者のみなさんが、キツイけど力がつく学習体験を提供してまいります。 英語学習者の皆さんへ： 英語の基礎力をしっかりと身につけたい方や、世界で通用する英…