静かな退職という働き方 (PHP新書) 作者:海老原 嗣生 PHP研究所 Amazon 読んでいて自分の中で賛否両論が渦巻く本だった。 「静かな退職」とは「会社は辞めるつもりがないが、出世を目指しがむしゃらには働きはせず、最低限やるべき業務だけをやるだけの状態」(p3)とされている。一般的には、「静かな退職者」は会社にとってのお荷物で、いかに「静かな退職者」を生まないようにするか、防ぐか、というネガティブな捉え方をされることが多い。一方、本書において筆者は「静かな退職」を個人にとっても、企業にとっても、日本にとっても「推し」の働き方と主張する。 最初は、Devil's advocate(議論や…