ナローゲージ車両が走る区間となれば、平坦であったり市街地だったりと考えそうなところですが、北勢線はいい意味でその想定を覆すものがありました。阿下喜の次の麻生田に向かう辺りなどは山間地、その次の楚原まではまだ標高があり、山岳鉄道の趣。小さな車両がそうした勾配区間を進んでいる様は何かのアトラクションのようにも思えます。麻生田~楚原は営業キロでは3.7kmと長さとしては程々ながら、所要時間は約8分と長め。乗っていると、高度やカーブにより速度を抑えていることがわかり、実際以上の距離を感じる駅間でした。そんな訳で東員町の中心駅である東員には15:24に到着。阿下喜から4駅目ですが、20分以上かかりました…