鉄道線路の軌間の区分の一つ。 英語の narrow gauge は標準軌 (standard gauge) より狭い軌間全てを指す言葉だが、日本で「ナローゲージ」といえば、その中でも特に762mm以下の軌間を指す。762mmは標準軌間1435mmの半分程度である。特殊狭軌と呼ぶ場合もある。
かつて各地に建設された軽便鉄道はこの762mm軌間を採用したものも多かったが、日本国内で現在残っているのは近鉄内部線・八王子線(内部・八王子線)、三岐鉄道北勢線、黒部峡谷鉄道だけである。
ご縁あって、ある方からジャンク状態のジュエフ製HOeドコービル機関車を譲って頂きました。 上廻りはキャブの柱が折れゆがみ屋根の縁が欠け壊れてバラバラ。下廻りは床板やフレームが歪んで動力も全くの不動状態です。 下廻りを一度完全に分解しモーターが生きていることを確認。クリーニングしグリスアップして組み立て直したら、音は高めですが調子良く走るようになってくれました。 プラ製床板の歪みはドライヤーで温め指でひねって修正。折れ歪んで短くなった柱はプラ板屑で継ぎ足し修復し、欠けた屋根はプラ板屑とパテで補修してキャブを復元。元通りに組み立てます。 その後、こんなのも出てきたよと追加で頂いたお供の鍋トロと並べ…
配色は自分好みになって気に入っていますが、雨天決行で塗装したのであまり上手に塗れていません。 塗り直したいのですが、やる気の方が…… ペアーハンズのキットはあまり組んだことがなかったのですが、組み立てがパズルみたいで楽しめました。 エッチングパーツの精度も合いも良いのですが、組み立て順序をしっかり考えないとうまく組みあげることができませんし、パワートラックの取り付けネジの位置なども、車体と組み上げてしまうとどこからも見えないボンネットの中にあったりして、ほんとに「詳細は各自工夫のこと」感満載です。それだけ手を入れる余地も多いわけで、この辺りは自分には良いキットでした。 そういえばこれ、昔、自作…
何かと評判の良くなかった非力でピーキーな性能と形状サイズのキャラメルモーター&プラ製フレームのキットをそのまま組み立てた乗工社のPU(パワーユニット)シリーズです。 3、4年くらい放置状態だったのですが、どれも結構スムーズに走ってくれました。 youtu.be ジェフリーの調子が悪く、分解してみたら取り付け爪が折れてモーターが傾いていたので真鍮線で固定。集電ブラシも外れかけていたのではんだ付けしなおし、固まりかけていたグリスを洗い流しミシン油を注して復興(元がよくわからんので復旧ではなくて復興?です)。 ほかの機関車にも注油して整備完了。あまり走らせないものをメンテナンスして経年劣化などのチェ…
かなり際どい設計構造なので大丈夫かなと思いつつ、お試しプリントして組み立ててみました。 かなりカッターナイフやヤスリでの修正が必要でしたがまあなんとか。 3Dプリント製のループもちゃんと稼働します。 もう数両作って、電気機関車の方がきっちり仕上がったらいっしょに色を塗って小編成にしようと思います。
Ep.163 四日市周辺には多くのローカル鉄道がある。 「四日市あすなろう鉄道」もその一つだ。 冬季は天井にイルミネーション 「シースルー列車」 全9駅、トータルで7kmしかないことでもこのローカル度が伝わると思うが、一番の特徴は線路幅が狭い「ナローゲージ」であること。 「あすなろう」という命名は、“明日に向かって”という意味と“ナロー narrow”にかけたものだ。 ただ歴史は古い。 前身の三重軌道が最初の路線を開業させたのは1912年である。 始点となる「あすなろう四日市」駅は実質的に近鉄四日市駅のこと。 日永(ひなが)駅で内部(うつべ)線と八王子線に分かれる。 私は自転車での通勤途上、あ…
中国国鉄の鉄道網は標準軌で建設され中国全土に縦横無尽に張り巡らされている。 そんな中取り残されたたった一つのナローゲージが雲南省昆明に存在していた。 訪問日: 2017年6月13日
7mmスケールの3Dデータを009スケールにアレンジし、FDM式プリンターでプリントアウトして作っています。 難物です。パーツ寸法がおかしかったり、嵌め合い部がプリント時にことごとくオーバーハングになり造形が乱れてそのままでは組み立てられません。ヤスリやキサゲ、彫刻刀を使っての修正に手間取ります。 内装の椅子パーツがあるのは嬉しいですが寸法調整が必要。ヤスリがけで整形する気力が無くデータを修正して再プリント。カプラーはもちろん、油灯や仕切り壁、ステップなどのパーツも自分でてきとーに見繕わないといけません。とりあえずは車体をハコにしやっとここまで組めました。 ここに至るまで同じパーツをどれも何回…
有蓋車もほしいな、とつくり足しました。 いろんなスケールのデータをてきとーな大きさに加工したり好みのスタイルに切ったり貼ったり組み合わせたり新たな部品をてきとーに設計して付け加えたりするのでそれなりに手間がかかりますが、元データがあるのはキットバッシングと同じでスクラッチよりうんと楽です。 などと言いながら翌朝になってふと見たら側板が上下逆さま。慌ててメリメリと引き剥がして接着剤をべちゃあっと塗りたくって組み立て直しました。乾きの遅いしかも接着力高くない接着剤はこういう時にありがたいです。 FDM方式なので相変わらず積層痕始めプリント造形の乱れは相当ありますが、蕗狩軽便図画工作部シュレマル工房…
『カプセルナロー・モデリング』 「プラレールと遊べるナローゲージのおもちゃが欲しい」、そうした思いで「ナローゲージ・モデリング」に取り組んできた記録について丘和車両が始めた「カプセルナロー」から「迴力小火車」との出会いまでを記した内容となっています。前半には「ナローゲージ」の概要、「ナローゲージ」趣味の歴史なども取り上げており、「ナローゲージ」との出会いのきっかけにもるような本を目指しました。 協力:三重電池鉄道 表紙は1970年代に発行された『ナローゲージ・モデリング』のデザインを参考に製作しました。写真は上からカプセルナローで再現した東洋活性白土の積み替え施設、「第13回北本でんしゃ広場」…
建設途上の鉄道。なかなか工事が進まない。工事資金の問題か、技術的な困難に直面したのか。 現実の鉄道ならば工期には利用者さんの期待がかかっている。遅れるわけには行かない。しかしこれは卓上の鉄道「模型」なのだから、遅れようが誰も文句は言わない。 もう十五年以上前になるだろうか、当時住んでいたドイツの街の鉄道模型屋で模型を手に入れた。ナローゲージと言われる通常よりも小型の鉄道、日本ならば軽便鉄道と呼ばれていた類の鉄道を模型化したものだった。ヨーロッパのナローの縮尺は1/87になる。日本であれヨーロッパであれ自分はナローゲージ鉄道が好きだ。小さくてややゲテモノ風な車両と、その狭い線路が走るのどかな風景…
すっかり寒くなったと思いきや、時々暖かかったりする今日この頃でありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 今日で11月も終わりということで、月末恒例「今月のまとめ」をお送りいたします。 今月のイベント 今月の話題 今月のメディア RM MODELS 鉄道模型趣味(TMS) とれいん 軽便鉄道入門 頸城鉄道 梅村正明 これでもか写真集 関連する記事
この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。 人徳、と申します言葉がございます。 ワタクシの周りには実に沢山の、徳を積まれた 方々がいらっしゃいまして人生のお手本と させていただいております。 鉄活におきましても同様に、良きお仲間に 恵まれ感謝の念に絶えない日々でございます。 が。 ワタクシ自身はどうかと申しますと、不徳な 言動にまみれておりましてお恥ずかしい限りと 感じております。 本日はそんな不徳紳士なワタクシが招いたで あろう残念な撮影に満ちた更新でございます。 さて、今回の更新はセメントタキことセタキを 狙いまして三岐鉄道三岐線の奥地へと踏み入り ましたご報告でございます。 三岐鉄…
伊勢道安濃SA。お食事処伊勢津で朝定食。650円。ご飯、味噌汁、鯖の照り焼き、玉子焼き、海苔、豆腐、おひたし、たくあん。朝のパン食止めようかなというくらいおいしかった。昨日のブログを修正。フロントガラスの掃除や髭剃りなど。 940、出発。遅い。帰りながら適当に鉄道物件を回ることにした。 1025、四日市あすなろう鉄道八王子線西日野駅。2012/5/4、2016/8/19に訪れていた。八王子線はナローゲージで有名。元々伊勢八王子駅まで延びていたが、1974年の集中豪雨により、西日野と伊勢八王子の間の1.6kmが廃止となった。この区間は天白川の堤防上を走っていて路盤が流失したのだった。駅前にはロー…
Ep.178 西桑名駅からいなべ市の阿下喜(あげき。Ep.51、143参照)駅までの20.4km、計13駅を結ぶローカル鉄道、三岐鉄道北勢線(さんぎてつどうほくせいせん)。 1914年開通である。 三岐鉄道三岐線(Ep.175参照)の東側を並行して走っている。 三岐鉄道 HPより 特徴の一つはナローゲージであること。 幅762mmの線路は、全国的にも四日市あすなろう鉄道(Ep.163参照)と黒部峡谷トロッコ電車とこの北勢線の3鉄道しかない。 全国のてっちゃんはナローゲージを体感するためにこの三重までやって来るのだ。 ナローゲージ 北勢線事業運営協議会事務局 HPより 出発は西桑名駅から。 「西…
今月は休日に一気読み。表紙を飾っているのはNHモジュール 吊り橋と温泉。 女湯側からとらえた混浴の露天風呂がなかなか気合いが入ってて楽しい。 本文の記事もオールカラーで10ページ。全面写真のページが見開きを含め4ページ。 1/80・16.5mm と9mm。 サイズは900×450。 シーナリーのディテールもストラクチャーも素晴しいです。 温泉宿と欧風バーデンを載せ替えて和洋変身可能な作りも面白い。Nゲージ 真鍮キットベースのE129系 A30+B4編成。 製品の紹介かと思ってしまう美しい仕上がりに、普段あまり読まない車輌の記事をつい読んでしまった。 3D CAD で設計して3Dプリンターで出力…
引用:Google Map 今回は独断で勝手に決めたうちの1つ、湯の山温泉駅について適当に語ります。 またX(Twitter)ではアンケートやリクエストを受け付けているので、ぜひフォローをしてください。 アカウントはこちら→@kintetsu_ryu 最近は「近鉄クイズ」をやってます。 ぜひ参加してみてね。 そのうち当ブログで100の問題集を作ったりして・・・(コード組めれたらね) 湯の山温泉駅の歴史 引用:Google Map/Sllers Sollersさん 湯の山温泉駅は1913年6月1日に開業しました。 近鉄全駅の中では、わりと古い駅です。 かなり古い駅 今、近鉄が100%保有している…
第3回MMD廃の参加作品としてこうざん鉄道の機関車が走るシーンの動画を投稿しました。 去年の第1回MMD廃でもトーマス~トビーまでの標準軌の機関車の動画を投稿していましたが、今年はスカーロイ~ダンカンまでのナローゲージの機関車編の動画を投稿していました。 ちなみに今年のMMD廃は本日が最終日です。 ↓動画はこちら www.nicovideo.jp
軽便祭が終わった途端に涼しく(というより寒く)なりましたが、皆様お元気でしょうか? 10月も今日で終わりということで、月末恒例「今月のまとめ」をお送りします。 今月のイベント 第19回軽便鉄道模型祭 せまい線路の模型たち 今月のメディア 軽便鉄道 蒸機軽便物語 鉄道模型趣味(TMS) とれいん RM MODELS 今月の新製品 関連する記事
常磐道千代田PA。夜中はうるさかった。PAだから仕方なかった。5時半に一度トイレ。640、起床。すぐに朝食。 710、出発。袋田の滝の前に花貫渓谷を目指した。日立北IC下車。ダムが出てきたので寄り道。 8時、十王ダム。なんだか十王という地名は毎回気になるんだよな。凄く強そう。どういう歴史的経緯があったらそういう名前になるのか?やっぱり閻魔様とか関係あるのかな?ダムの近くには十王パノラマ公園。名前がわかりやすくていいぞ。空気はひんやりとして、山は少し秋に色づき始めていた。山の中の早朝にも関わらず、何人も散歩してた。ここには周りの景色から明らかに浮いている銀色の展望台があった。UFOをモチーフにし…
去年の夏に18きっぷで行った、4泊5日関西・山陽旅行のお話を、今更書いてみようと思います。タイトルに予算24000円とある通り、かなりの極貧旅行で、途中のトラブルも…笑 目的は特に決めていませんでしたが、一応、寄り道や音鉄をしながら下関地区の国鉄型車両に会いに行くのが動機だった気がします(笑) ちなみに写真はほぼ全部スマホにあった写真です。 まあ、はじめての旅行記ということで。こういうのこそブログに書くべきですよね。そして、もしかしたら皆さんの参考になるかもしれません。 第一回は、1日目。品川〜神戸です。 2022/7/28 午前4:30。長い旅程の始まりです。品川駅で、最初のスタンプを貰いま…
以前の記事で、黄色の電車が小さく写っている写真を載せたのをご覧いただいた方もいらっしゃるかもしれません。その時に、この鉄道は実は日本一な部分があって…みたいな思わせぶりなことを書きました。 OM-D E-M1 markll zuiko 14-54mm 今日の午前中、その電車の駅の近くにあるメガドンキへ行った帰りに車に乗ろうとしたら、ちょうど踏切が鳴り出したのね。お、これはグッドタイミング!と思い、車に置いておいたカメラを急いで取り出して、向こうから近づいてくる電車を撮影することができました。 TVで時々取り上げられているので鉄道好きの方には有名なローカル線なのですが、その名は「三岐鉄道北勢線」…
みなさん、こんにちわ! Koedoです。 今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。 先日は西武鉄道路線の乗り鉄を愉しみました。西武秩父から飯能、西武球場前を経由して国分寺へ向かうルートです。 今回はその中で西武山口線(レオライナー)を利用しましたので記事にしたいと思います。なお、西武山口線は初乗車です。 この続きです ↓ coedowalk.hatenablog.com 西武山口線(レオライナー)に乗る 山口線は西武球場前駅から終点の多摩湖駅まで乗車します。 先ほど乗ってきた西武狭山線より1段上の位置に山口線のホームが有ります。ホームは島式で1面2線の構造。 西武園遊園地へのアクセ…
次は八王子・内部線の分岐駅、日永駅について考察する。 大正元(1912)年8月三重軌道㈱の日永~八王子間開業以来より存在し、大正11(1922)年の内部線(当時は鈴鹿支線と呼称した)延長開業以降は特殊狭軌(ナローゲージ)の分岐駅として現在では広く認知されている日永駅だが、実は現在の日永駅が開業当初から変わらず現在の位置にあったわけではない。今回はネット記事などでもほとんど書かれていない明治末期~大正後期、三重軌道㈱~三重鉄道㈱時代の日永駅の歴史を時間系列に沿って解説していきたいと思う(※もちろんこれは現時点での私的考察であり、以後新たな史料発見などにより変わる可能性もあることをご了承下さい)。…
来る10月1日(日)に東京・人形町の綿商会館で開催される「第19回軽便鉄道模型祭」のモデラー出展展示について、出展者の皆さんのブログやSNSでの展示内容予告を事前情報としてまとめました。 (物販出展についてはこちらをご覧ください→2023軽便鉄道模型祭前夜祭(物販出展編) - 軽便鉄模アンテナ雑記帳)
阿下喜まで行きたかったけど、無理せず帰ることに。 楚原駅から乗りました。 ナローゲージ、いいですね。 窓が開いたので、世界の車窓からのような写真が撮れました。 なぜか有名人と同じ名前の駅名があり、楽しめました。