世界大戦争 昨今、TVではオミクロン株の状況を連日報道していますが、私は何よりウクライナ情勢の方が不安でなりません。アメリカとロシアが久々に戦火を交えてしまうかもしれない危うい状況。まさか核戦争にまで発展する愚行はないとは思いたいのですが・・・。 今回のレビュー作品は東宝の「世界大戦争」(1961年)。もう60年も前の作品ですが、冷戦時の、いつ核戦争になってもおかしくない危うい状況をリアルに描いた、正に全世界の人が今観るべき映画です。 タイトル 監督は僧侶でもあり、後に「連合艦隊」を手掛けた松林宗恵監督。特撮は一番脂がのっていた頃の円谷英二特技監督です。同年公開された「モスラ」同様、ハイレベル…