1947年東京都生まれ。イラストレーター、エッセイスト。サンリオ勤務。 武蔵野美術大学卒業。調査マニアで、穴開きブロックのパターン調べ、都内各駅切符のパンチ屑収集など、どんな瑣末なことにも探究の目を向けデータを集める。日本国内にとどまらず欧州にまで調査に出掛けた、マンホールの蓋研究が話題を呼んだ。路上観察学会の一員としても活躍。
フランス 歩けば… 林丈二 講談社 1993年 1990年3月から4月にかけて行ったフランスの旅が詳細にわたって 描かれている。一日に二万歩以上歩いていて、大丈夫かな、この人、と 思っていると、案の定熱を出して、ふらふらになりつつ、毎日二万歩前後 歩いている。いろいろな装飾部品に詳しく、バシリスク、ガーゴイルなど の亜種のようなものもたくさん写真入りでのっている。 ぼくが気になったのは、靴底の泥落としだ。なんかすごくカッコいい のである。古絵葉書の収集がご趣味と云うことで、すごく高い、一枚 三千円くらいするハガキを平気で買っていて、すごい人だな、と思った のだった。けど、載っているハガキを見る…
ロンドンに1人旅したいと思ったら‥ こちらの本がおすすめです。 2002年の本なので少し古いですが、スマホがまだない時代。 ロンドンの街を1人ゆっくり周るにはピッタリ。 9月13日から10月2日までの19日間の旅行記です。 ロンドン歩けば 9月13日(木曜日) ロンドンヒースロー空港 ヴァージンアトランティック航空 グロースターロード アトラス・アポロ・ホテル チップ 夕飯の買いだし 9月14日(金曜日) 手動式のエレベーター トーストにバターを塗る 昼飯はピザとアイスクリーム 9月15日(土曜日) 朝食 最初の橋を渡る 9月16日(日曜日) 犬の糞を踏む なかなか休めない 9月17日(月曜日…
読書 13 建築 2 路上観察学会のメンバーのなかで、ふたりの著作をよく読むようになった。ひとりは林丈二だ。次のような本が、街歩きが趣味の私の指針になった。その初版をあげておく。 『イタリア歩けば…』(廣済堂出版、1992)・・・イタリアに行く前に再読した。いいガイドブックになった。その成果は、このアジア雑語林の1059話、1065話、1076話、1094話でわかる。 『フランス歩けば…』(廣済堂出版、1993 『オランダ歩けば…』(廣済堂出版、2000) 『ロンドン歩けば…』(東京書籍、2005) 『パリ歩けば…』(河出書房新社、2004) その著作をまとめて読むようになったふたり目の人物は…
マンホールの蓋 ヨーロッパ篇 /林 丈二 (著) / サイエンティスト社 / 1995年 2版 / 254 x 182mm / 101ページ は「本まるさんかくしかく」で販売中です。 hon034.stores.jp 作者は、 路上観察学会の方ですね。 なんとなく この団体のメンバーとされる方々の 出版物は読んでいる気がする。 ザックリ、 自分の身の回りにあるもの、 それに興味をもつというか、 気にすること、 それ自体、有意義である。 と、思ったから。 本書のマンホール、 国が違えば、 また、時代を遡れば、 こんなにも日本と違う、 オモシロイ。 hon034.stores.jp
マンホールのふた 日本篇 / 林 丈二 (著, 写真) / サイエンティスト社 / 1987年2版 / 296x210mm / 192p / ソフトカバー / は「本まるさんかくしかく」 で販売中です。 hon034.stores.jp 路上観察家の方々の 書籍は本当にたのしい。 林さんは マンホールです。 自身、 あまり気にしたことは なかったのですが、 上田に行った時、 六文銭のマンホールに 感動した記憶あり。