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根室半島チャシ跡群

(地理)
ねむろはんとうちゃしあとぐん

根室半島チャシ跡群は、北海道根室市にあるチャシ跡(チャシコツ)の総称。1983年4月26日、国史跡指定。日本100名城のひとつ。
チャシ跡は16世紀から18世紀にかけて、アイヌ民族が構築したもので、戦闘時の砦のほか、談判や祭祀を行う場として多目的に使われたとされる。
根室市内には32ヶ所のチャシ跡が現存し、そのうち24ヶ所が国指定史跡となっている。多くが「コ」の字形や半円形の壕を、オホーツク海を臨む崖際に巡らせている。根室半島のチャシ跡は規模が大きく、1789年のアイヌ民族と和人の戦いであるクナシリ・メナシの戦いと関連するとされ、学術上貴重である。なお、「ヲンネモトチャシ跡」が歩道や階段が整備されており、見学に適している。

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