櫛木理宇 「逃亡犯とゆびきり」櫛木さんの作品で気になってはいたけど後回しにしていた作品をようやく読みました。 主人公の女性ライターは女子中学生が墜落死した過去の事件を調べていた。SNSに夢中だったのにスマフォが見つからなかったことと遺書の文章が謎めいていたことから、実は自殺ではなく殺人で犯人が持ち去ったのでは噂されていた。取材を続けていると高校時代の親友から電話が入る。彼女は連続殺人犯として指名手配されている逃亡犯であるが、たびたび主人公に電話をしてきていた。殺人犯だからこそ分かる視点からのアドバイスがヒントとなり、主人公は事件の真相を暴く記事を書いて話題となっていく、というお話。 本作はホラ…