櫛木理宇 「死蝋の匣」櫛木さんの新刊が発売されていたので買ってみました。 芸能事務所を経営している男女二人が殺害される事件が発生し、現場には犯人が残していったものと思われる「死蝋」の一部が発見される。犯人がなぜ死蠟を持ち歩いていたか謎が深まる中で、コンビニにいた中学生たちが襲撃される事件が発生し二つの事件は同一犯によるものと判断される。捜査によって容疑者となった女性は父親が起こした一家無理心中事件の生き残りであると判明する。彼女が非行少女だった頃に家庭調査官として接していた男性は彼女の犯行とはどうしても思えず、友人の刑事と彼女の行方を捜す、というお話。 本作はシリーズ物の二作目になります。愛情…