武田綾乃さんの「飛び立つ君の背を見上げる」を読みました。黄前久美子と一つ上の学年の物語で、傘木希美さん、鎧塚みぞれさん、吉川優子さん、中川夏紀さんを中心に描かれており、大変興味深く読ませていただきました。 ■大勢の人間をまとめようと思ったら、正しいだけじゃ上手くいかへんことが多いと思うねん。相手の気持ちと自分の気持ちの折衷案を探っていくのが大事というか。学校の行事もそうでさ、大縄跳び自体に意味があるというよりは、そういう困難をみんなでどう受け止めて、どう乗り越えていくかを考える訓練なんちゃうかな <略> ■集団に属する以上、『辞める』っていうのは最後の手段やとうちは思うけど。いっぱいあがいて、…