父の顔をみる 血の気のない顔。 衝撃で何も考えられなくなる。 最初に脳裏に浮かんだのは、じいちゃん、伊丹のばあちゃん、ふうちゃん 死んじゃった後の血の気の引いた顔を思い出した。 え、死んじゃうの? 「お父さん!」 お父さんは朦朧としてる。 それでも、必死に目を開けようとしている。 お父さんが何か言いたそうにもごもごする 神経を集中して聞き取ろうとする 父が小さく喋りだす 「どうなったん?」 「お父さん。脳が出血してんて。入院するねんで!これから4か月くらいかかるから。入院生活暇やから大変やで!」 うん。とうなずく 目を開けてると辛いらしく閉じてしまう。 私は聞き取れなかったが、姉が聞き取ったの…