タノカンサァ(田の神像)は鹿児島県や宮崎県のあちこちで見かける。場所はいろいろだが、神社の境内にいることも多い。今回もそんな一例である。 場所は鹿児島県鹿屋市の吾平(あいら)の八幡神社。この境内の一角でタノカンサァが田園風景を見守っていた。そのまま「八幡神社の田の神」と呼ばれている。制作時期は不明だが、18世紀後半頃のものと推測されている。高さは約96㎝。情報は現地の説明看板より。 吾平の八幡神社にて 田の神は、五穀豊穣と子孫繁栄の神様である。島津氏領内で見られ、18世紀以降に盛んに作られるようになった。詳細はこちらの記事にて。 rekishikomugae.net 頭に大きなシキ(米を蒸すと…