会社に希望も将来性も感じられなくなりました。 このままここにいても、自分が成長することはないでしょう。いや、それどころか、気づけば心も身体もすり減らされていくだけです・・・そう確信して、僕は退職を決意しました。 長年勤めた会社を去るというのは、思った以上にエネルギーを使います。退職届を提出した瞬間、肩の荷が下りたような感覚は確かにありました。でも、それと同時に、冷たい現実が忍び寄ってくるんですよね。 「この先、本当にやっていけるのか?」「家族を路頭に迷わせることにならないか?」 という、どこかで聞いたことのあるような不安が、まるでじわじわと浸食してくる湿気のように、心に染みてくるのです。 退職…