一口に発達障害といっても多種多様であることを忘れないこと。 -----講義録始め------ 4番目はADHD(注意欠如・多動性障害)です。ADHDの主な症状は、多動、衝動、そして不注意です。言い換えると、体も気持ちも様々な刺激に容易に反応し、同時に複数の刺激に対する処理がうまくいきません。なので、原則として提示される刺激の数を減らすことが最優先です。ただし、様々な刺激が多い場合は、1つずつ順番に提示するか、重要な情報を強調して刺激の重み付けを行い、大事なところをきちんとメリハリをつけて提示することが大切です。また、注意の持続時間が短いため、長い課題は小刻みに分けて行い、合間に休憩を挟みます。…