気晴らしに困る!<5>(ボストン篇)の続きです。 東京での育児では、僕にも妻にも気晴らしがあった。妻の場合は、時短でも職場復帰できたことで産後うつが治ったようにも思う。僕とは違って、妻は職場で大事にされているのだろう。妻は職場に行くと元気になって帰宅していた。僕の場合は、友人たちと食事したり飲んだりするのが何よりの気晴らしだった。しかしこれは、妻の仕事に帯同してボストンに来た僕には気晴らしがなくなったことを意味する。 ボストンで仲良くなった日本人家族と話していても、僕のように帯同で来た人の多くは気晴らしがないことに息苦しくなっているようだった。中には派手に楽しんでいる人もいるけれども、それが本…