封切り三日目。 席数98の【SCREEN2】の入りは七割ほど。 青春の蹉跌と再生を描いた群像劇は多い。 直ぐにでも思い出せる近作は、〔ちょっと今から仕事やめてくる(2017年)〕〔明け方の若者たち(2021年)〕〔花束みたいな恋をした(2021年)〕あたり。 仕事や恋愛、またはその両方で悩み躓き立ち直る。 本作はとりわけ、先の二作品とハイブリッドのようなテイストを感じる。 が、仕上がりはと言えば、相当に劣後するとの感想。 『僕(北村匠海)』と『私(古川琴音)』『ユウスケ(中川大志)』と『菜穂(松岡茉優)』『森(三河悠冴)』と『ハル(莉子)』の三組の行く末。 男性は大学の同級生、『私』と『菜穂』…