アニメーター。アニメ監督。 独特な線や、パースなどが特徴的である。亜細亜堂に所属し『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』などに関わる。現在フリーランスとして活躍中。 2004年夏に監督作品である映画『MIND GAME』が公開される。 2006年8月よりWOWOWにて原作・監督作品『ケモノヅメ』が放送。 2008年4月よりWOWOWにて原作・監督作品『カイバ』が放送。 リスト::アニメーションスタッフ
「デビルマンって、tiktokでめっちゃ使われてる「デビルマンのうた」の元ネタだよね?」 「わかるー!てかそのイメージしかないwww」 「デビルマンのうた」で盛り上がっていた前の席の女子高生たちも、永井豪の原作の前半しか読んでいなかった私も、上映前にはまさか今から上映されるアニメがヤバい代物だとは全く知らなかったのだった…。
ずっと観たかった『犬王』、配信もあるけどやはりスクリーンで観たかったので! 特典カード inuoh-anime.com サイエンスSARU10周年アニバーサリー上映ということで(おめでとうございます!) 以前、再放送で『映像研には手を出すな!』を観て、「エッ…なんだこれ、久々にとんでもないアニメを観たぞ!?」 という気持ちがあって。湯浅監督の名を覚えまして。キレイすぎない画面と、ヌルヌル動くけど、どっかフックがかかる滑らかすぎない動き、惹かれますよね〜ホントに…そんで音楽が大友良英さん、脚本が野木亜紀子さんでしょ。うー早く観ておけば良かった...。 平家物語・鎌倉殿・犬王 の3つの中で リアル…
『サボテン・ブラザーズ』(1986)監督:ジョン・ランディス 30年ぶり2回め。20世紀初頭。野盗に襲われるメキシコの小さな村。そこの村長の娘っ子は用心棒を雇うべく街に出てきて荒くれ者を募りますが相手にしてもらえません。たまたま入った活動写真屋で目にした派手な衣装の正義のヒーロー「スリー・アミーゴス」。彼らが実在すると信じた娘っ子は映画会社に電報をうちアミーゴスに助けを求めます。一方アミーゴスは制作会社をクビにされ途方に暮れていました。電報をショーの依頼と誤解した彼らは金と仕事を求めてメキシコに旅立つのですが…。というコメディ。アミーゴスは背の高い順に、チェビー・チェイス、スティーブ・マーティ…
「犬王」感想 マイノリティの物語と聞いて気になっていた作品。 アマプラはこちら https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B8K2B68J/ref=atv_dp_share_cu_r 「夜明け告げるルーのうた」や「きみと、波にのれたら」の湯浅政明監督。 夜明け告げるルーのうたは気になっていたがまだ見ていないし湯浅監督作品を鑑賞するのは初。 なんとなくのイメージとしては派手で奇抜な演出をする監督といった感じ。 声優は友魚(友有、友一)が森山未來、犬王がアヴちゃん(女王蜂) 監督情報以外を知らずに見て、犬王の平家物語のミュージカル部分での歌声の音域の広さ…
2021年の日本のアニメーション映画。 監督は湯浅政明。 キャラクター原案が松本大洋。 こ、これは面白かった。 松本大洋の漫画も絵も好きで、犬王と友有の友情物語として観ました。『ピンポン』のスマイルとペコの友情をまた年代を変えて、卓球から能に変えて表した気もするけど、松本大洋はキャラクター原案だけなのかな? 湯浅政明監督は『夜は短し歩けよ乙女』と『夜明けを告げるルーのうた』を観ているのですが、この犬王が湯浅政明監督の私が今まで観た中で最高傑作と言えるでしょう。 ストーリーもアニメーション技術も音楽も良かった。 夜明けを告げるルーのうたって、アヌシー国際アニメーション映画祭で賞を取っていて、観た…
遅くなりましたが『犬王』を観て思い出したのが木原敏江著『夢幻花伝』です。 これは犬王の前から将軍足利義満に寵愛されていた世阿弥の若かりし時の物語です。『犬王』の中でも登場しますね。 この作品には犬王の姿は登場はしませんが世阿弥の口から「犬王がぐんぐん客をふやしている。負けられない」という台詞が語られます。 とはいえこちらは世阿弥と将軍の物語なので『犬王』とは関係ない気がしますが読むとなぜか非常に似ています。 両作品のネタバレになりますのでご注意を。 『犬王』に登場する将軍はさほど活躍しないので印象が薄いかもしれませんがそれでも高慢な言動で犬王と親友である友有の仲を引き裂く陰険な男として描かれま…
アマプラにて再鑑賞です。 とても好きな作品です。 他の方のレビューを見ると否定意見が多くその意味合いも納得できたりもするので困るのですが、その上でも良いなと思ってしまう派です。 なんといっても時代が似ている上に演じる毎に身体を取り戻してしまう、というのはどうしたって『どろろ』と重なってしまう。しかもその原因が父親の呪いだったというのまで同じだとすると。 私は『どろろ』好きなので普通ならばそこだけで一蹴してしまいそうだけど。 とはいえ「父親の呪い」と言うやつは現実非常に多いものなのではないだろうか。 『どろろ』では武士として本作ではクリエイターもしくはアーティストとして。 湯浅監督はもしかしたら…
「わたしだったら ずっと仔馬のこと忘れないもん。 いつまでもいつまでも大好きだもん」 『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』 TARAKO,鈴木みえ*1,屋良有作,水谷優子,富山敬,佐々木優子,高橋由美子 1992 まるちゃんが出会った 絵描きのお姉さんとの 思い出のお話。 【隠れた名作】映画『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』Netflixで4月より配信https://t.co/TmPSZw65Li同作は1992年に劇場公開され、VHSとLDで発売されて以降は長らくソフト化されていなかった。公開30周年を記念して2022年にはBlu-ray化が発表されたが、Netflixでも視聴可能に。 …
ぷらすです。 今回ご紹介するのは、古川日出男の原作小説「平家物語 犬王の巻」をアニメーション監督の湯浅政明がアニメ映画化した『犬王』ですよー! タイミングが合わず、公開時に劇場で観られなかっらんですが、Amazonレンタルに入っていたので視聴しました。 画像出展元URL:http://eiga.com 概要 『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』などの湯浅政明監督が、古川日出男の小説「平家物語 犬王の巻」をアニメ化。室町時代に人々を魅了した実在の能楽師と、その相棒となった琵琶法師の友情を描く。脚本を『罪の声』などの野木亜紀子、キャラクター原案を「ピンポン」などの漫画家・松本大洋、音楽…
楽しみました。 ずっと観たいと思っていたものを今年初めての映画鑑賞にできて嬉しい限りです。 ネタバレしますのでご注意を。 湯浅監督作品は一度パッと見てすぐに理解できるものではないと思っていますが本作は最近観ていた他作品とのつながりも感じてなるほどと思えるものでした。 やはり最近のドラマの核はどうしても「親の因果が子に報い」にあると思えます。 「身勝手な親の行動によって子どもが苦しむ」という題材はこれまでどれほど描かれてきたでしょうか。 かつてその親を呼ぶ呼称がなかったのが最近は「毒親」という言葉で人々に理解され始めました。 犬王の父親はまさに毒親です。いえば母親もその父から逃れていなかったとい…
今回は『ダンダダン』のTV第1期の感想記事になります! とても面白い、いいTVアニメじゃったの カエルくん(以下カエル) どうせ途中で辞めるから各話解説をしなくなったけれど、それをしてもいいくらいに毎回魅力が詰まっている作品だったね! 亀爺(以下亀) 演出・作画の魅力が画面いっぱいに出ている作品であったからの カエル「今回はスタッフを中心に語っていきますので、そちらに興味がある方はぜひ楽しんでください。 それでは、感想記事のスタートです!」 この記事が面白かったり、感想があればTweet、はてなブックマークをお願いします! Xの短評 感想 サイエンスSARUの歴史 湯浅政明への挑戦 新たなる才…
アニメ 夜は短し歩けよ乙女 夜は短し歩けよ乙女 純文学を映像化するためのお手本のような傑作 『夜は短し歩けよ乙女』とは アニメ『夜は短し歩けよ乙女』 あらすじ 小説の映像化とはこうやるのだ 絵本「ラ・タ・タ・タム」 あらすじ 絵本「ラ・タ・タ・タム」の評価 純文学を映像化するためのお手本のような傑作 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 『夜は短し歩けよ乙女』とは 『夜は短し歩けよ乙女』は森見登美彦先生による長編小説。 2006年11月に角川書店より出版された。 第20回山本周五郎賞受賞作品。 第137回直木賞候補、2007年本屋…
以上、NHK大河ドラマ「光る君へ」(2024)より 以上、『ゆきてかへらぬ』(2025:根岸吉太郎)より きょう12月16日は、柄本佑さんの誕生日です。1986年生まれの38歳になりました。おめでとうございます。東京都出身。和光高等学校卒業。早稲田大学芸術学校空間映像科在学(卒業は不明?)。アルファエージェンシー所属。父・柄本明、母・角替和枝(故人)、弟・柄本時生、妻・安藤サクラ(2012年3月に結婚、2017年6月に第1子誕生)、義父・奥田瑛二、義母・安藤和津、義姉・安藤モモ子。 柄本佑さんの映画最近作は、 2022.01.21『真夜中乙女戦争』(2022:二宮健)、 2022.01.28『…
2024年の東京国際映画祭では、偶然にも「親の死」に取り憑かれた映画作品を2作品観る機会に恵まれた。本記事では、ある一つの仮説を検証するために、クロージング作品『マルチェロ・ミオ(Marcello Mio)』(クリストフ・オノレ監督)と、アニメーション作品『メイクアガール(Make a Girl)』(安田現象監督)を比較検討してみたい。一見無関係に見えるこれら二つの作品だが、「母親の死」に取り憑かれた息子と「父親の死」に取り憑かれた娘という「死の取り憑き」をめぐる共通項が存在する。この共通項を分析することで、「映画の可読性」の新たな可能性を探る試みを行いたい。 『マルチェロ・ミオ』における、「…
ネームが最終ページまで終わったものの、自分の中で「本当にこの内容でいいのか」という反駁が起こり、いったん冷静にネームを寝かせることにした。 決して内容が悪いわけではないんだけども、最初にバーっとアイデアを出していって、そのアイデアを繋げるように物語を構成したため、どうしても「アイデア過多」な印象を受けてしまう。しかもテーマに沿っているかと言われると結構微妙だったりする。 また、「綺麗にオチに繋げたい」「ストーリーに整合性を持たせたい」というストーリー思考が根底にあるせいで、「分かりやすいクライマックス」にしてしまっており、「ストーリーはよくまとまっているんだけど、どこかで見たことのある展開」と…
アマプラは家族とアカウントを共有していたので、エロ系アニメや映画のアイコンをクリックすることは避けていた。エロ・サジェストが増え、履歴が残って面倒くさい。 dアニメに入って僕専用アカウントになった。家族にバレないので、ためらわずにR15+のアニメアイコンなどをクリックしている。もちろんワクワククリックしているわけではなく、敢えてスルーはしない、という程度である。エロだろうが面白ければよい。 とはいえ、積極的に見たいわけでもないのに(ホント)、わりと前のめりでクリックしてしまうのはおかしな話だ。「ほーれほれほれ二次元エロコンテンツだ。ラッキースケベを見たいんだろう?ああん?」という煽りにあっさり…
※初めに、今作の批評内には漫画『デビルマン』の第1話のネタバレを少し含みます。 本当に少しですがそれでも良いという方はお読みください。それ以外の原作のネタバレは含まれません。 批評 スタッフ・キャスト 批評 今作は原作の本当にちょっとした設定や”たった一言の台詞”を最大限に活用し、壮大な話へと進化させ、原作のテーマは受け継がれたまま見事に映像化した作品である。 今作は原作からかなり設定が変更されている。 ネタバレにならない箇所のみ挙げるが、長くなるため箇条書きで取り上げる。 主人公が泣き虫という設定の強化 主要人物のほとんどは陸上部:原作ではヒロインだけだった(それもヒロインの陸上部での描写は…
概要:「のび太の恐竜」のリメイク。わさドラ映画第一弾。感想:序盤は3D作画がふんだんに使われ、中盤あたりから湯浅政明みたいにぬるぬる柔らかく動いている。ギャグパートも多く、これがシリアスとの間にかなりの落差を産みつつ、ちびっ子が退屈しないような配慮がなされている。 あと悪役、特に富豪側の残虐性がかなり強調されていて(最近だと残酷描写扱いされるんじゃないかな)、のび太の恐竜を見ているときの「渡しちゃってもいいんじゃないかな」っていう視聴者の意見を完全に封殺している。単なるリメイクというより「キャスト一新後のドラえもん」を技術と演出で圧倒しつつ、21世紀の倫理観に合わせようと考えていたような節があ…
今回は、『八甲田山』などで知られる森谷司郎監督の1973年公開のあの映画を取り上げます。そう、『放課後』です……うそ。『放課後』を観たんですが、宮本信子といえば伊丹十三夫人で伊丹監督作品に主演しているイメージが強くて、若い頃の映像って『男はつらいよ 純情篇』くらいしか観たことなかったんすが、『放課後』で、結婚している大人の女性役だけど若い宮本信子が観れて新鮮。ラジオを聴き流していたら、『Actors -life & music-』で瀧本美織がジブリ(高畑勲と宮崎駿)の話をしていて、それで連想したんすが、『かぐや姫の物語』で翁の声を地井武男がやっていて、媼の声を宮本信子がやっているんすが、『放課…
非常に端的に:「底抜けに前向きな乙女に片恋するナード系の男の恋」を軸にした群像劇風の物語。 あらすじ:大まかに分けて4つのパートに分かれる。結婚式に出席した帰りに横丁で様々な人と知り合うパート、古本市で彼女の愛読書を入手するパート、「ゲリラ演劇」を取り締まるパート、町中の人が風邪をひいてしまうパート。 備考:「いのち短し恋せよ乙女」のようなタイトルから一見昔の話のようなのだが、原作は2006年という非常に最近のナード向け小説(ライトノベルに近いかも)。感想:基本的にこの映画は「刺さる人に向けて作られたもの」といった趣なので、刺さらない人には勧めても仕方がない。 ストーリーではなく湯浅政明による…
批評 スタッフ・キャスト 批評 原作をほぼその通りに描き、さらに肉付けして発展させた、『ピンポン』という作品を完成形にしたアニメとなっている。 今作は原作よりも登場人物の掘り下げが丁寧だ。 原作は登場人物の掘り下げは必要最低限だったが、アニメでは丁寧に描かれたことにより、原作よりも登場人物の成長や葛藤を強く感じられるようになった。 原作を読んだ方にとっては主要人物に対する印象はかなり変わるだろう。 さらに、アニメ化によって舞台年代が変更され、劇中人物たちの行動が時代に合うように改変された。 原作は1990年代後半に描かれたもので、アニメ版は2014年に公開されたものだ。 アニメ版の舞台も201…
*この記事は『ダンダダン』第04話「ターボババアをぶっ飛ばそう」のネタバレを含みます。 第04話「ターボババアをぶっ飛ばそう」より引用 ©︎龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会 anime-dandadan.com www.youtube.com 今期,サイエンスSARUがTVアニメ界に1つの快作を引っ提げて参上した。『ジャンプ+』の看板作品,龍幸伸原作『ダンダダン』だ。山代風我が監督を担当した本作は,すでに第1話から,大胆な色彩設計やダイナミックなアクションなど,アニメならではの表現価値を付加することで原作の魅力をアンプリファイすることに成功している。今回見ていくのは,ターボババアとの決戦を…
2024年注目!Netflixで見逃せないアニメ特集 アニメ特集 Netflixでは毎年、多くの新作アニメが配信されており、アニメ好きにとっては欠かせないプラットフォームとなっています。2024年も話題の新作やファンが待ち望んだ続編が次々と登場しています。本記事では、今Netflixで見逃せない注目アニメを厳選してご紹介!初めてアニメを観る人から長年のアニメファンまで、楽しめるラインナップです。 1. 2024年の新作アニメ【話題作をチェック!】 「青い花火」 2024年にNetflixでリリースされたオリジナルアニメ。ストーリーは、近未来の東京で起こる不思議な出来事を中心に描かれ、複雑な人間…
・『サイボーグ009』 / 普段はバレリーナ / 聴覚、視覚を強化された / 本名フランソワーズ・アルヌール →003 ・Artistic Monsters Collection / 佐竹雅昭怪獣コレクション / 1/6特撮シリーズ / キン肉マン Muscular Collection →CCP ・大川七瀬 / 猫井椿 / いがらし寒月 / もこな →CLAMP ・Netflixオリジナルアニメ / 監督は湯浅政明 / 舞台を2010年代にアレンジ / 原作は永井豪の漫画 →『DEVILMAN crybaby』 ・大坪由佳 / 白井悠介 / 今井麻美 / 逢坂良太 →EARLY WING ・…
ついに、ついに立川シネマシティaスタに『マインド・ゲーム』がきたーーー!(座席はこちら) というわけで初日は湯浅政明監督の舞台挨拶付きです。このビバ!アニメーション!な大傑作を是非大きなスクリーンで。 マインドゲームがなぜ素晴らしいのかについては過去に散々語り散らかしたので文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞を受賞したときのトミーの講評と公開当時のトークレポをどうぞ。 それとは別にシネマシティでは「仁義なき戦い」シリーズ全五作週替わり上映も10/25(金)より始まります(詳しくはこちら)。 金曜日。「あさイチ」プレミアムトークに宮藤官九郎(VTR:片桐はいり)。11:50「ぽかぽか」ト…