ユッシ・エーズラ・オールスンという著者なのだが、まだ名前を覚えられない。おそらくは、覚えないままに死ぬのだろう。情けないことだ。幸いなことに主人公の名前は覚えやすい。カール・マークである。著者名ももっとわかりやすくすべきだと思う。 特捜部Qは、これで9冊目だ。ここ何年かの新刊は図書館で借りて読んだ。最初の頃は買っていたのだが、いつの間にかなくなってしまったのだ。誰かに貸したかブックオフに売ったか、それとも捨ててしまったかだろう。「緑衣の女」や「湿地」みたいな地味なミステリーでも置いてあるから、捨てるとは思えないんだがなあ。貸したのならさっさと返してくれと言いたい。 今回の犯人は、自分が正義であ…