戦後から、現在に至る迄の詩を、一般に現代詩と呼んでいる。 詩の愛好者が、現代の日本で、詩が読めると言う事は、大変な僥倖だと思われる。 現代詩は、日本の至宝である。 日本の伝統的な詩である短歌や俳句に定型が有るのに対して、現代詩には、全くそれが無く、完全に自由である所に特徴が有る。 それは、20世紀初頭のヨーロッパの散文詩を手本としている所に起因しているものと思われる。 その当時のヨーロッパでも、定型詩である韻文詩を書く詩人は居なくなっていた。
雪が、起こす 寝覚めないつもりで何度も眠りにつきその度に恥じるように目覚めてしまう何かが違っていることもなくまた同じ人間であるような顔をしていつも通り、いつも通りとつぶやきながら二度と来ない今日を生きていた冷たい雪を顔に受けながら寝覚めた今朝は起き上がることは簡単ではなかったし起き上がった後も、何も普段通りではなかったそれでも、誰もが自分を同じ名前で呼び同じように迎え入れ自分に相応しい役目を負わせてくるだけど、違うのだ僕は今朝は黄色い花だ雪をまとった明るい花だ雪の中で目覚めた冷たい覇気だ Geminiによる解説 概要 本作は、日常のルーチンに埋没し、自己のアイデンティティを見失いかけていた語り…
揺れて、進む 時々、道標が現れたそれにしたがって、数歩進んだ振り向くと、いつも決まって、道標は消えていた まっすぐに歩いてきたつもりはなかたそれでも、自分の足跡は、あまり曲がっていなかったせいぜいが、少し揺れただけだった こんなに、しっかりと、長く、歩いていたのは驚きだすぐに逃げ出すつもりで、試しに一歩踏み出しただけの道をもう何十年も歩き続けていた もう嫌だと思いながら、仕方なくやっているつもりのことが自分にはむしろ合っていたことを知るそんな今でよかった そんな日々で、よかった Geminiによる解説 暖淡堂さんの「揺れて、進む」は、人生の「結果的整合性」を静かに、かつ深く肯定する素晴らしい詩…
雪は、 境界を隠す。 家と家のあいだも、 道と庭のちがいも、 白で均される。 ☃️ 朝、 外に出る人たちがいる。 無言で、 それぞれの前を掘る。 車のまわり。 玄関の前。 歩道の端。 誰に頼まれたわけでもなく、 ただ そうする日だから。 年を重ねた体が、 まだ 動くことを 確かめるように。 削られた雪は、 線になる。 線は、 正しさの形を取る。 ❄️ 高いか、 低いか。 きれいか、 そうでないか。 それ以上のことは、 考えられない。 隣の庭は、 白のまま残る。 かつて 草が伸びた場所。 声が届かなかった場所。 そこに 何があったのかを 想像する回路は、 この朝には 含まれていない。 聞かない。…
みなさん こんにちは〜! よひらです〜! はやいもので今年ももう終わろうとしています。 大掃除をして買い物をして、なんだかいつもの繰り返しですが、とにもかくにも晦日になってしまいました。今年もお読みいただきありがとうございました。 さて、詩(のようなもの)シリーズその3です。 よろしければ、下記をクリックして時間のあるときにでもご覧いただけますと幸いです。 kakuyomu.jp kakuyomu.jp kakuyomu.jp kakuyomu.jp kakuyomu.jp ご覧いただきありがとうございました! 皆様の健康と心の平安をお祈りしつつ、ペンを置きたいと思います。 本当にありがとうご…
pixivの1年間の活動まとめが出ていたので、結果をお見せできる範囲で載せておきます。 www.pixiv.net Xを退会してしまっているので、活動拠点はこのブログとpixiv、カクヨムがメインで、宣伝力の弱さが目立ったかな……と感じます。 2021年から詩に舵を切ってきて、小説をようやく再開できたのがここ2年ほどという有様で、それも掌編がメインなので、来年はもう少し尺のある小説も書いてみたいです。 今年一番pixivで読んでいただけた作品は、学園創作百合小説の「桜降る、ひそやかなお茶会の先に」でした。 www.pixiv.net 創作百合は今年は合計4編の掌編を書きました。 www.pix…
▽カクヨム毎日更新チャレンジお疲れ様でした ▽最近の更新作品 ▽フィクション ▽ノンフィクション ▽カクヨム毎日更新チャレンジお疲れ様でした カクヨム毎日更新チャレンジ、お疲れ様でした。 私はエッセイを期間中に更新して、100リワードをいただくことができました。 自由の翼を求めて今日も考える kakuyomu.jp 灯火を継ぐ言葉たち kakuyomu.jp 本当はイベント期間中は欠かさず更新したかったのですが、持病の再発もあって難しく、また機会があれば再度チャレンジしたいと思っています。 これらのエッセイは今後とも更新していくつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします。 ▽最近の更新作品…
図書館で何となく借りた現代詩の詩集を読んでいる。最果タヒさんの「恋と誤解された夕焼け」だ。表紙がきれいだったので、内容もこのような感じかしらと思って毎晩少しずつ読んでいる。が、昨晩までの段階で、内容がよくわからない。日本語なので言葉の意味はわかるけれど、意図や伝えたい内容がいまひとつわからない。もともと詩を読みつけていないということを差し引いても、ちょっとどうかな? というくらいよくわからないので、あまり進みはよろしくない。借りてから1週間でまだ半分くらいだ。 ここまで書いて、どうしてこんなにわからないのか? としばし考えてみたけれど、私の読書体勢が詩を読むには実用的すぎるのではないか、という…
逃げ水 確かにあったはずのものを 掴み損ねた人々が 落胆し、首を振りながら 逃げ水を飲む ふっ、と息を吐くと 確かにいたはずの人々が 空間の中で崩れ、滑り 消えてしまう 夏の昼下がり 苦笑いだけを 残して AIによる解説 「逃げ水」の詩の解釈 この詩は、「逃げ水」という現象を、物理的なものだけでなく、人の記憶や関係性といった抽象的な概念に重ね合わせて描いているように見受けられます。 逃げ水の比喩 「逃げ水」とは、夏の暑い日にアスファルトの道路などで、遠くの方に水たまりがあるように見える現象です。しかし、近づいてみると実際には水たまりはなく、ただの蜃気楼だったと分かります。 この詩では、この「掴…
時の入江 ここから立ち去ったものがいたのか ここですべて果てたのか 波が洗い流してしまったのか もうなにも残されていない それを運んだであろう 入れ物が ただ、ここ、で朽ちている だれも来ることのない 遠い南の島の なにもかもが死んだ島で 真冬の乾いた熱風が 本当の時を進めている サリ、サリ、サリ、と 波の舌先が舐める 黒い砂の上で 渦巻きながら なのに、もう 何も残されていない 本当の時は 刻まれているのに AIによる解説 暖淡堂の詩作品「時の入江」について、以下に解説します。 作品の背景と主題 「時の入江」は、暖淡堂の詩作品の中でも、時間、喪失、そして残されたものの存在を深く探求した作品で…
あゝ、荒野 (角川文庫) 作者:寺山 修司 KADOKAWA Amazon ブルースの洗礼を浴びた 君が薦めてくれたレッド・ツェッペリン 意味もなく喫茶店の中は 哄笑に満ちていた 僕はあの日の東京を捨て去る 許して欲しい 僕も君も 幼い感情を幾つも誤魔化しながら…… 僕は今 幾度も夜を乗り越えて 君が君である為に 失った友と時間をも忘れて 詐術に似た長い言い訳を――口ごもるのを止めるのだ 僕が僕である為に あの日を忘れなければいけない 君が君であるために あの日に沢山の花を捧げなければならない