先回と同じ形式の一枚刷りです。 内容は、マジメ過ぎるほど真面目です。 『浪花市中 大世帯凡算用』16.0㎝x22.7㎝。塩屋喜兵衛版。江戸後期。 生活に必要な物や事柄について、一人当たりの消費量や金額などから、大阪全体の費用が算出され、記されています。 浪花市中 大世帯凡(あら)算用 後編 衣類壱人前一ケ年廿五匁ならし一年分合して代銀二万五千六百四十〆目 鼻紙、落紙一日ニ壱人まへ三文ツゝ 〆三千七十六〆八百文一年分〆代銭百十万七千六百四十八〆文 たばこ一けん前一両ツゝ一月〆六千三百七十五斤壱年合廿二万九千五百斤壱斤弐匁かへとして代銀〆四千五百九十貫目*【斤】重さの単位。1斤=16両=160匁=…