「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」というような言葉があったと思います。歴史は集団的行動、集団的知性に関係するもので、それに関する知見は1人の人間の知性を越えたところがありますので、歴史から学ぶことの利点が大きいのは確かなことです。経験から学ぼうとしても、そもそも自らの視野が狭ければ、独りよがりな結論しか得られないかもしれません。それは確かです。しかし謙虚な態度でもって、自らの経験を振り返り、過ちを認め、それを改めることができるならば、経験から学ぶことはできるでしょう。私は過去を思うことの多い人間ではあり、経験から教訓を得ようとしてきはしましたが、適切な学びを得ることが上手ではありません…