封切り二日目。 席数158の【SCREEN3】の入りは七割ほど。 ドラマ版は未見。しかし、通して見た人からは「随分と面白かった。映画化の企画は納得」との反応。 ならば、と足を向けた訳だが・・・・。 冒頭からテンポよく、今回の主人公である『坂間千鶴(黒木華)』が躍動。 本来的にはその役ではないけれど、本作に限っては、そう見た方が収まりも良い。 まさに彼女の魅力を最大限引き出すことに成功した一本で、直情で正義感が溢れ、ボケもかましつつ、時には悩み、しかし常に依頼人の側に立つ(ここでは)弁護士を凛々しく好演。 ほんの短い時間で、主要な登場人物の人となりや境遇を映像の構成で手際よく説明し、それが自分の…