直腸がん　がん闘病

待ちに待った昇降機が、ついに我が家に設置されました。これで、夫の外階段の上り下りがぐんと楽になります。座っているだけで、自動で玄関から道路の門まで移動できるのです。これまで心配していた、階段での転倒の不安からもようやく解放されました。 設置を決断したのは9月下旬のこと。ベッド用グリップなどをレンタルしている会社に依頼してから、約1か月半後の先日、設置工事が行われ、その日のうちに完成しました。我が家の外階段には2か所のカーブがあるため、特注での製作となり、少し時間がかかったようです。 今回の記事では、その昇降機の様子をご紹介します。まずは、我が家のミッキーマウスのぬいぐるみを乗せて、リモコンで動…

副作用がきつかったころの早朝散歩 2025年8月撮影 今年の8月から始まった分子標的治療薬「フリュザクラ」による抗がん剤治療は、ちょうど3ヶ月が経過しました。 今週は、休薬を経ての再開からまもなく1週間。来週からは、再び1週間の休薬に入ります。今回は「フリュザクラ」の量が適正だったこともあり、心配していた副作用は今のところ見られません。身体のだるさや血圧の上昇といった症状はあるものの、食欲があり、自宅内での移動も問題ないように思います。 エンシュアやイノラスといった経腸栄養剤、そして補中益気湯などの服用も、少なからず効果を発揮しているように感じます。 💚 最悪だった最初のころの副作用 治療開始…

秋晴れの大学病院 2025年10月18日 12時半ごろ撮影 秋晴れの中、2週間ぶりの通院がありました。この日は、抗がん剤点滴の診察と、緩和ケアセンターの受診です。 数日前に39℃の発熱がありましたが、体調も回復し、無事に通院できたことが何よりうれしく感じました。 今回は、造影CT検査の結果をもとに、今後の治療方針について先生からお話を伺いました。 ★造影CT検査の結果 今回の造影CT画像と、前回8月の画像を並べて、先生が丁寧に説明してくださいました。 「8月に肺に見られたごく小さな白い点が、ほんのわずかに大きくなっています。仙骨や第五腰椎、その周囲の状態には変化はありません。また、胆管にあった…

39.0℃の発熱、コロナに罹患かと心配も陰性 2025/10/24 💚頭痛から始まった発熱 先日の朝、夫の部屋から「頭が痛い！」と大きな声。慌てて駆けつけると、頭を抱えて苦しそうな顔の夫がいました。「頭がズキズキする、どうしたのかな」と困惑している様子。 とりあえず、医療用麻薬「オキノーム」と頓服の「カロナール」を服用してもらい、しばらく様子を見ることにしました。夫は時々、気圧の変化で頭痛を訴えることがあるので、今回も薬を飲めば落ち着くだろうと考えていました。 ところが3時間ほど経ったころ、「熱があるみたいだ」と言う夫の顔が赤くなっており、額に手を当てると異常な熱さ。体温を測ってみると、なんと…

その日の気づき等 2025年【がん疼痛医療用麻薬として服用している薬】「オキシコンチン（徐放性の錠剤）」・「オキノーム散（即効性の粉薬）」・「メサペイン錠5ｍｇ」1日の飲んだ全体の量を数値に表し、痛み具合を記録することにします。※痛みの強さを0（全く痛くない）から10（想像できる最大の痛み）までの11段階で示しています。 10/1(水) 痛み0.5～1.0 900mg 10/2(木) 痛み0.5～1.0 840mg 10/3(金) 痛み0.5～1.0 720mg 10/4(土) 痛み0.5～1.0 780mg 10/5(日) 痛み0.5～1.0 900mg 10/6(月) 痛み0.5～1.0 …

白い建物が夫が通院している大学病院研究棟（2025/10/7 午前9時頃撮影） 今回の受診は、緩和ケアセンターと消化器外科（主治医）の２か所を予定していました。ところが、真夜中２時ごろに夫がベッドのすぐ横で転倒してしまい、大事をとって当日の受診をお休みすることにしました。（※転倒の様子は後述します。） そのため、急きょ、私が代理で病院へ行くことになりました。 💚緩和ケアセンターを代理で受診 緩和ケアセンターでは、痛みをやわらげるために医療用麻薬を処方していただいています。追加の処方がないと痛みに対処できなくなってしまうため、今回は代理でもなんとしても受診が必要でした。 いつも持参している、夫の…

小さな手のぬくもりに、希望を感じて 先日、夫と一緒に、生まれたばかりの孫に会いに行ってきました。 小さな体を腕に抱かせてもらった夫の顔は、満面の笑み。無事に生まれてきてくれたことへの感謝の気持ちで、胸がいっぱいになりました。 ちょうど夫の抗がん剤治療が休薬期間で、体調が良かったことも幸いでした。孫の入院先までは、高速を利用して１時間あまり。思えば、夫と車で遠出をするのは、昨年の下呂温泉旅行以来です。途中で体調を崩さないかと心配しましたが、最後まで元気に過ごせました。 生まれて間もない命のぬくもりが、夫の心にも力をくれたのだと思います。 まだまだ続く闘病生活。これからも孫の成長を励みに、夫と二人…