あってもなくてもいいもの。 たとえば、ラーメンの紅生姜。 私の撮る写真も、あってもなくてもいいものだと思う。それは、たぶん、私自身も――。 余白を省いた暮らしは、豊かだろうか? だけど、 あってもなくてもいいものを削っていったとき、本当に豊かな暮らしって、残るのかなと思う。 アイデアも、ゆとりも、やさしさも。どれも「あってもなくてもいい」ような、心の余白から生まれてくる気がする。 人との関係にも、余白があるといい 「合う人だけ」「好きな人だけ」で世界を囲いたくなるときもある。 でも、そういうときって、きっと自分の心の余白が狭くなっている。 「あってもなくてもいい」と思える関係こそが、実は、いち…