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神前結婚式

(一般)
しんぜんけっこんしき

神前式とも。
神社にて*1神前で神に誓って行われる神道式の結婚式。
「伝統の…」と語られることも多いが、実は西暦1900(明治33)年に皇太子の嘉仁親王(後の大正天皇)と九条節子(後の貞明皇后)が、キリスト教式のものを参考に*2和風に調整して皇居賢所で初めて行った。言うまでもないが当時の天皇家の影響は大きくまた各神社が宣伝したこともあり、エリート層を中心に広まった。
戦後は天皇陛下が行ったものだからという理由で古来の伝統として理解され、庶民層にも広まり大半がこの形式を取った時期もあったが、しばらくするとキリスト教式に押されてしまう。
この経緯から、特に尊皇派ではない純神道主義者や伝統を重んじる方々の中には忌み嫌う方が極まれにいる。が、明治以前の人々に宗教意識があったかどうかは極めて怪しく、またそれまでの日本の伝統の流れも継いでいるのも事実である。

*1:新郎宅あるいは新婦宅で行われることもある。

*2:後進国扱いされないためと考えられる。当時の世界というか欧米国は、後進国は植民地にした方が文化が発展してよいと考ていたため、国を守るためには止むを得ない。

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