コラムニスト 1957年8月広島市生まれ。 慶応義塾大学法学部在籍中に、渡辺和博とともに執筆した『金魂巻』がヒット。これが縁で年末恒例の流行語大賞の審査委員に。週刊朝日の人気コラムをまとめた『恨ミシュラン』はベストセラーに。 また2002年にベネチア映画祭で審査員特別大賞に輝いた『六月の蛇』 (塚本晋也監督)では主演男優として熱演。
【現場の想い出 (2)】 塚本「デパートでの撮影が終わって出てきたら、2001年の9.11でした。ニューヨークの貿易センタービルが倒れていてびっくりしました。ぼくは一生懸命、エスカレーターでりん子さんの脚を撮ってたんですが。
神経質な夫(神足裕司)とセックスレスがつづく主人公・りん子(黒沢あすか)は、ストーカー(塚本晋也)につきまとわれるようになった。やがてりん子は、自らも意識していなかった本当の自分に目ざめていく。
私は今、40代後半。 私の父母は70代後半です。 私は出産したのが30代半ばだったので、娘はまだ中学生ですが、私もじーじ&ばーば(私の父母)もかなりいい年です。 中高大時代の友達のご両親も、亡くなったり、調子が悪くなって介護が必要になったりするケースが増えてきています。 そう親の『介護』の二文字が、超現実的になってきているんです。 介護の絵本 今、社会福祉士という福祉系の国家資格取得のための勉強をしています。 レポートの資料にするために、定期的に地元の図書館に行って、本を借りているのですが、大好きな西原理恵子さんのイラスト入りの本をみつけて、一緒に借りてみました。 『介護の絵本』です。 著者は…
2011年9月3日、仕事先の広島から東京に戻る飛行機の中でくも膜下出血で倒れた神足裕司さんの本。 うまい文章ですらすら読めます。ほとんど見開き二ページで終わる文章なのですが本当にわかりやすい。 自動排泄処理装置「キュラコ」のお話はちょっと宣伝くさいかな? さりげない宣伝なので全く問題ないのですが。 キュラコをネットで見たらなかなか良さそう。 ビックリする価格なのですがオムツ交換は大変なので使えると便利かも。 考え方もとても若くてVRなどでも遊ばれています。 この年代の方でVRに理解があるととても嬉しいですね。 本に出てきたVR ZONE SHINJYUKU は言ったことがあるのでとても驚きまし…
魅惑の「中年」本ガイド 2020年刊行。紀伊國屋書店出版部の無料冊子「Scripta」の2013年春号~2020年冬号にかけて連載されていたものを加筆修正のうえで単行本化したもの。 筆者の荻原魚雷(おぎわらぎょらい)は1969年生まれのライター、文筆家。『古書古書話』『日常学事始』『本と怠け者』『古本暮らし』などの著作がある。 内容はこんな感じ いずれは誰にでも訪れる「中年」時代。自分の人生の限界が見えてくる。気力、体力共に衰え、職場では上司からの圧力と、部下からの突き上げで板挟みになる。親の介護、配偶者や子との人間関係。悩みは尽きない。 15年にわたって「中年」をテーマとした書籍を収集してき…
www.asahi.com realsound.jp 『週刊朝日』休刊か…… 僕が生まれた頃からずっとあった週刊誌ですし、高校の図書館にも置かれていて、そのときにはけっこう読んでもいた記憶があります。西原理恵子と神足裕司さんの『恨ミシュラン』には、「これが『週刊朝日』に載るのか」と驚いた記憶があるのですが、思えば、僕が『週刊朝日』をよく読んでいたのは、『恨ミシュラン』が連載されていた1992〜1994年くらいまでで、あれから30年経ったのだなあ、と感慨深いものがあります。 あの時点で、「これが連載されるのだから、『週刊朝日』もかなり(部数、人気的に)危機意識を持っているのだな」と思っていたので…
『六月の蛇』公開20周年上映ということで、新装なった新文芸坐にて鑑賞。 金沢のミニシアター、シネモンドで初めて鑑賞してから早20年・・月日の経つのは早いのだけど、久しぶりに劇場で観た本作、まったく色褪せておらず驚いた。 改めて鑑賞して、思ったよりシンプルな内容だったのだ、と感じた。塚本晋也監督作らしく、一部難解なシーンもあったが、ストーリー自体には変な捻りもないので、素直にシンプルに物語を楽しむことができた。上映後にトークショー、というのもあるだろうが、エンドクレジットが終わって思わず会場から拍手が起きたのは、観客がみんな、この作品を堪能したことの証左なんだろう。それにしても、久しぶりに、りん…
anond.hatelabo.jp news.allabout.co.jp 僕が西原理恵子さんのことを知ったのは、20代半ばくらいだったと記憶しています。仕事で遅くなった帰りに寄った書店(当時はまだ23時くらいまでやっている郊外型書店が結構あった)の文庫コーナーで見つけた『怒涛の虫』というエッセイ集を手に取ったのが始まりでした。 その後、神足裕司さんと組んだ『恨ミシュラン』が話題になり(こんな有名店に「喧嘩を売る」ような本が『週刊朝日』に載るのか!と当時は驚きました)、西原さんは、税務署と闘ったり、女の子の生き方を指南したり、アルコール依存症に関する講演をやったり、『毎日かあさん』で「育児のカ…
メディア異人列伝作者:永江 朗晶文社Amazon目次 まえがき1993 CHRONICLE 1993 外山恒一 姫野カオルコ SMを書く女子大生作家 バクシーシ山下 玉木正之 中森明夫1994 CHRONICLE 1994 掛札悠子 「レズビアン」である, ということ 神足裕司 「マル金・マルビ」 テリー伊藤 石川次郎 木滑良久と『POPEYE』、BRUTUS』、『ターザン』創刊。 西村珠美 阿部薫と鈴木いづみ 山下悦子 『マザコン文学論』 清野徹 「ドッキリTV語録」 原一男 大川豊 TAMAYO アメリカでスタンダップコメディ1995 CHRONICLE 1995 宮嶋茂樹 安原顯 毒舌編…
脳卒中からの帰還――大きな奇跡は小さな積み重ねから 作者:日垣 隆 銀河系出版 Amazon 以前、日垣さんの脳梗塞の闘病記である『脳梗塞日誌』を紹介しましたが、この本はその後日談で、過酷なリハビリを経て、海外旅行やカジノ、テニスを楽しむに至るまでの回復を果たした様子を紹介されています。 前編でも紹介されていましたが日本の医療の問題点として、患者さんの健康を取り戻すことよりも、”病気を治す”ことにフォーカスしがち、脳梗塞なりガンなりという”病気”は直しても、長い目で患者さんの健康を別の方向性で損なってしまったり、QoLの観点から見ると著しく状況を悪化させることが多々あるようで、そのことについて…