本の感想。 『ジェンダーと脳ーー性別を超える脳の多様性(ダフナ・ジョエル/ルバ・ヴィハンスキ)』という本を読んだ。 ジェンダーと脳――性別を超える脳の多様性 作者:ダフナ・ジョエル,ルバ・ヴィハンスキ 紀伊國屋書店 Amazon 要約すると、一般的に言われている男脳/女脳というものはない。性器による外観的な違いはあるし、相対的・平均的な男性的な傾向、女性的な傾向はある。だがある日突然クリトリスがペニスに変わらないのとは違い、脳は女性的な働きが男性的な働きに変わることもあるというのだ。そして全てが男性的な、あるいは女性的な脳の持ち主など存在せず、全ての人の脳は男性的な特徴と女性的な特徴が入り混じ…