はしご酒(Aくんのアトリエ) その六百と七 「ケンリョク ガ ウゴキダス トキ」 「権力がトンでもない悪事を働き、別の権力が、その権力の悪事が本当に悪事たるかを立証しようと動き出す」 ん? 「それぞれの権力が、それぞれシッカリと独立しているのは好ましいコトだ」 ん~。 Aくんは、いったい、ナニを言おうとしているのか。 「だけれども、権力が動き出す時って、どうしても、『なんか怪しいぜ』って、妙にゾワゾワしてしまう」 「怪しいぜって、ゾワゾワ、ですか」 「そう、ゾワゾワ。ナゼ、今、このタイミングで、ある日突然に、でもなく、ちょっと時間的余裕までもたせて、しかも、事前に、メディアにリークまでして」 …