2026年度の公的年金は、昨年の物価、賃金動向を反映した物価スライドにより、国民年金は1.9%、厚生年金は2.0%引き上げになることが決定しました。これにより、6月支給の年金からは、国民年金の満額受給額で月額1,300円、標準的な夫婦二人世帯の国民年金を含む厚生年金受給額で月額4,495円増額になります。 しかしこの程度の増額では、昨今の物価上昇や賃金変動に比べ充分ではありません。その原因の一つは「マクロ経済スライド」による調整が入っているからです。マクロ経済スライドとは、物価や賃金の上昇をそのまま年金額に反映するのではなく、将来の現役世代の負担が大きくなり過ぎないように「スライド調整率」を差…