前々回と前回、予算管理システムを整備するにあたって月次報告/予実管理から稼働を開始することをお勧めし: トップと現場にとって分かりやすい管理会計システムを提案すること 現場部門に対する情報提供を優先すること 早く運用にのせること を強調しました。そうした考えをもとにプロジェクトを開始したとして、その後はどのように進めればよいのでしょうか。今回は、それについてお話しします。 第1段階:現行予算管理+αのシステム化 月次報告/予実管理から稼働を開始するとして、その次は年度予算編成、さらにその次には、年に数回の見込(修正計画)という具合に、テンポよく段階的にシステムをカットオーバーしていきます。 最…