毎日に開け閉めする雨戸。 ついつい地ずりの簾に視点が動く。 予想している次の展開は、生まれたてのセミの姿。 万が良ければ、その時間帯に遭うかも・・・と、期待を寄せてガラス窓を開けた。 時間帯は、午後7時過ぎ。 そろそろ雨戸閉めなくちゃ、と作業中の手を停めて動いた。 視線は、いつも同じ位置。 目の高さの位置には雰囲気も気配もない簾の目。 ふと、視線を落とした地ずりの簾。 家の壁、すりすりにセミが誕生したと思われる穴がある。 今年もクマゼミも、この穴から出てきたんだ、と思ったすぐ上・・・・ 今、まさに脱皮中のクマゼミ。 殻を破って出てきたクマゼミの背中の淡い色。 羽根を少しずつ拡げよう、としている…