ーーーー講義録始めーーーー インタビュー:支援者との関係について 質問:では、今度は、Yさんにとって支援者とはどのような存在だったのか、お聞かせください。 Yさん:まず、病気になった直後は妄想もあって、自分の感覚に自信が持てず、「自分の感じていることは本当なのか」「自分の判断は正しいのか」といった不安で、何かを自ら決定するのが怖くなりました。そのため、私は臆病になり、自分で行動することができなかった時期がありました。そのような時、支援者である皆さんは、いつも変わらず静かに見守り、温かくクリニックで迎えてくださったのです。クリニックに行くと、本当に安心感を得られ、私の回復を信じ、願ってくださって…