レースや練習の話はできるのだが、乳酸とかタンパク質、筋肉の部位あたりに話が及ぶと口数が減ってしまう。要は体の仕組みや栄養の影響とかがしっかりわかっていない部分が多いのだ。この本はランニングに特化した本ではないけれど、トレーニングやリカバリー、栄養補給の視点から、近年のスポーツ科学の成果をまとめた本。ちくまプリマ―新書なので、対象は中高生なのだろうけど(帯に「部室に一冊!」と書いてある)、老いた自分にも使える知識はあるはずだ。 最新のスポーツ科学で強くなる! (ちくまプリマー新書) 作者:後藤一成 筑摩書房 Amazon 講義方式で30講まであるのですべては書けないが、やってみようと思ったのが「…