アカエイ科のマダラエイは、紀伊半島以南の太平洋、インド洋に分布している。体盤幅(たいばんはば)は約2mに達する。通常魚の大きさは、吻の先端から尾ビレの先までの全長だが、エイ類の場合は、背中側から見て両胸ビレの最も幅が広いところを測る、体盤幅が一般的。体が小さい割に尾が長い種がいるためと思われる。 体盤幅約1,2mのマダラエイ(奄美) マダラエイの背面は灰色の地に黒いまだら模様が広がり、腹側は白に近い灰色をしている。エイ類は尾棘(びきょく)と呼ばれる有毒のトゲがあることが知られている。トゲのある場所は種によって異なり、本種を含むアカエイ科は尾の中央付近にある。 尾の中央付近にトゲが見える(奄美)…