紅玉いづき

タイトルに惹かれた。「詩人」と「探偵」。あまり結びつくことがない組み合わせに思わず手に取った。とはいえ、「モルグ街の殺人」のエドガー・アラン・ポーは詩人だ。けっして食べ合わせが悪いわけじゃない。創元推理文庫はご無沙汰だし、著者の紅玉いづきさんについては何もしらないが、名前からしてお若いようで（自分からすれば）、女性のようだ。ウィキペディアを読むとかなりの数の作品を書いている。ただ、そんなことは放っておいて、とにかくタイトルで買ってしまった本である。東京創元社創立７０周年フェアで、目につくところに積んであったのも購入の一因だ。 現代詩人探偵 (創元推理文庫) 作者:紅玉 いづき 東京創元社 Am…

本ページはプロモーションが含まれています 別にフェミニストでもないけど、女性というだけで損だよなあ、と思うことがこの歳になると多くなる。 でも、いまは令和だ。 昔はもっともっと、女性は生きにくかったはず。 こんばんは、「夢と読書 一期一会BOOKS」の萌菜花です。 本日ご紹介する本は『大正箱娘 見習い記者と謎解き姫』です。 著者は『ミミズクと夜の王』で鮮烈なデビューをした紅玉いづき先生。わたしの大好きな作家さんです。 『ミミズクと夜の王』からはじまる『人喰い三部作』と、『ガーデン・ロスト』までは読んだ記憶があるのですが、紅玉いづきさんの本を読むのはかなり久しぶり。 色鮮やかな表紙のイラストが目…

にほんブログ村 この記事にはプロモーションが含まれています。 ランキング参加中読書 ようこそ、シュガーのファンタイムへ! 双葉社から発売されている小説 少女マクベス を読みました。 少女マクベス 作者:降田天 双葉社 Amazon 読書メーター2024年6月4日から7月4日読みたい単行本ランキング1位に輝いた本作。 ずっと読みたいと思っていたら会社の先輩が買ったらしく、貸してもらえました! 正直、相当面白いです! 感想、レビューを書いていきます。 いつも通り個人的な評価です。 謎解きのネタバレには注意しながら書きます。 ではいきましょう。 少女マクベス 内容紹介 ストーリー あらすじ 感想 レ…

2009年12月25日に創刊したメディアワークス文庫は、皆様のおかげで、この度15周年を迎えました！ 感謝の気持ちを込めて、2024年12月より創刊15周年記念の様々な企画をお届けします！ アンソロジー第1弾『君に贈る15ページ』 メディアワークス文庫が誇るレジェンド＆人気作家15名が大集結！ 「１人15ページ」というルールで紡がれていく、15編の物語。 図書室で見つけたのは、異なる時が流れる魔法の小部屋？（『余白の隠れ家』）ある日届いたメールは二十年後の自分から？（『前略 十五の僕へ』）中一の夏、病院で出会った彼女が突然失踪した理由とは？（『星空に叫ぶラブソング』）など、15ページとは思えな…

11月の読了冊数は読書メーターによると最終的に118冊でした。 読んだ本118冊 読んだページ33551ページ こちらでは11月に読んだ文芸書16点、文庫8点、ライト文芸7点の計31点を紹介しています。気になる本があったらこの機会にぜひ読んでみて下さい。 ライトノベル編はこちら↓ ※紹介作品のタイトルリンクは該当書籍のBookWalkerページに飛びます。 架空犯 架空犯 posted with ヨメレバ 東野 圭吾 幻冬舎 2024年11月01日 楽天ブックス Amazon Kindle honto 焼け落ちた屋敷から見つかったのは、​都議会議員と元女優夫婦の遺体。華やかな人生を送ってきた2…

毎年ライトノベルに関しては「このライトノベルがすごい！」ということで年間のおすすめ企画が宝島社さん主催で開催されていますが、ライト文芸にはそういったものがありません。そもそもこのジャンルのおすすめ記事を作っている人自体があまりいないので、自分の読んだ本の中からの独断と偏見によるチョイスで作りました。 対象としては「このライトノベルがすごい！」と同じ2023年9月～2024年8月に刊行された新作を対象30作品をセレクトしています。 近年ライト文芸も全体をカバーするのが年々厳しくなっているのを痛感しますが、一方で全体のクオリティも底上げされています。自分の読んだ範囲でという限定はありますが面白い作…

書籍化されていない書き物やエッセイ、インタビュー、出演や登壇の記録などです。上に行くほど新しいものです。（一部、リンク切れが発生している箇所があるかもしれません） 「建築知識」2024年12月号 www.xknowledge.co.jp 2024年11月20日発売の雑誌「建築知識」2024年12月号にて、田辺青蛙様の連載記事「日本名城怪談集」（金沢城編）に参考資料提供担当として協力しました。

三連休 久しぶりに多量のPvPが発生する外出をたくさんしました。謎の躁に入り無敵状態へ。ナイスパーティーありがとう。逆に平時機嫌が悪そうすぎると言われたのでやや反省。別に機嫌が悪いわけじゃないんだけどね、無なだけで。 直近の身近な人間の面白い近況が知れたり、たまたま行った居酒屋でよく見てるyoutuberに遭遇したり、5秒に1回くらいFワードを発するリトアニア出身のつくば在住の人とコメダ珈琲行ったりとわけわからん時間まで誰かといないと起きなさそうな事がたくさんあってかなり良かったので適度に遊ぼうと思います。 横浜DeNAベイスターズ日本シリーズ優勝 しましたね、おめでとうございます。自分は先祖…

10月の購入検討＆気になる本ほかピックアップです。10月は14日がスポーツの日で祭日というくらいで、全体としてはそこまで多くない印象ですが、発売日ベースで見ると注目作品が多めの富士見ファンタジア文庫、いろいろ発売が集中しそうな25日前後あたりはなかなか難しいことになりそうです。注目の続巻としてはHJ文庫から「精霊幻想記」2冊同時刊行の「インフィニット・デンドログラム」、実業之日本社文庫「天久鷹央の事件カルテ」シリーズ、電撃文庫の「青春ブタ野郎シリーズ」、双葉文庫「後宮の花は偽りを貫く」、PHP文芸文庫から「京都府警あやかし課の事件簿」、ビーズログ文庫から新作と同時刊行の石田リンネさん「十三歳の…

今週のお題「好きな小説」 重度の活字中毒者で、好きな小説を上げようとしたら、あっという間に百冊を越えようとしたので止めました。 好きな小説語りはしたいので、それはおいおいするとして、今回は最近特に胸に刺さった紅玉いづきさんの小説をご紹介させていただきます。 サーカス少女たちの物語 － 永遠をちょうだい あなたの心、それだけが、私の住まう場所。 ―――サーカスへようこそ。 東京の湾岸地区が大災害にあって壊滅し、その跡地にできたカジノを中心とする歓楽街の中にある、少女のみで構成されたサーカスがお話の舞台です。 これはSFということになりますが、そんなことは気にせずに、物語に入り込んでいくだけで、と…

このブログは趣味の話メインでたまに告知くらいのつもりだったんですが、久々の更新がまた告知になってしまいました。しかもまた金沢（石川）の怪異の話ですよ。お前もうブログのタイトル変えた方が良くない？ 言い訳をしますが、ここんとこ私にしては珍しくそれなりに忙しくてですね。とは言え趣味の活動が全然できないほどの忙しさではないので（そうなるように調整してますので）、一応遊んだり休んだりもしておりまして、いい意味でも悪い意味でも報告を残しておきたい展示会とかも色々見てきたんですけども、やることはあるのでブログ書くよりそっちをやらないとなーという感じで、ここがおろそかになっている次第です。 閑話休題。 今年…

【イベント】4月28日：『少女小説とSF』刊行記念トークショー＆合同寄せ書きサイン会＠SFカーニバル 【演劇】6月14日・15日：mada『ひとめあなたに…』（新井素子原作／アパ太郎脚色・演出／かづちやえ脚本） 【イベント】6月23日：第3回新井素子さんオンラインお茶会 【映画】復活上映：『グリーン・レクイエム』（新井素子原作／今関あきよし監督／小林弘利脚本） 第1回：2024年6月22日（終了） 第2回：2024年7月13日（終了） 2024年9月21日／23日予定 【イベント】4月28日：『少女小説とSF』刊行記念トークショー＆合同寄せ書きサイン会＠SFカーニバル #SFカーニバル 『少女…