【傷めた腰】 後頭部がストンと真っ直ぐだったため、彼は小学校の時から「絶壁頭のゼツゴロウ」と呼ばれていたが、当時はさらに酷い渾名であっても許される空気があって、みんな好き勝手な渾名を付け合っていたものである。ゼツゴロウもニコニコとその渾名を受け入れていた。 やがて中学生になった彼は憧れの野球部に入り、なんとかセンターのポジションを手に入れたのだった。 「パキーン‼️」 打たれた白球は外野に向けてグングンと伸びていった。 「お~い❗️伸びるぞ~っ❗️センターバ~ックバ~ック❗️下がれ下がれ~っ‼️」 キャプテンが大声で指示を出す。 打球はグングン伸びている。ゼツゴロウは打球を睨みながら後ろ走りを…