認知症は以前からお話をさせていただいたとおり、今までできていたことができなくなる病気です。できなくなることが、日常生活の技術から、コミュニケーション、最終的には生理機能の部分までに及び、高齢化社会において大きな問題となりつつあります。 認知症になると、自分自身の変化もあり、とてもイライラしやすくなり、歌人への暴力につながったりと大変で、さらに、物忘れ自体から発展したと一部に考えられているもの取られ妄想は、最も支えとなっているサポーターの心理的負荷を与えてしまうなど、厄介なことが多くあります。 そのため、認知症は、家族にとっても心理的ストレスが降りかかり、心労がたまる問題として表面化することが多…