子どもの時、今はもういない家族の書斎机の薄い引き出し(座ったとき、膝の上にくる引き出し。あれ何ていうんですかね?)に、小さい木の枝が入っていました。そのへんに生えている木の枝みたいに、何の変哲もない見た目でしたが家族「これは、ニッキの木。食べられる木」 うずら話「ニッキの木?たべられる?」 引き出しに大事そうにしまってあった、ニッキの木食べられる木なんて聞いたことがなかったので、もう興味しんしんになりました。触ってみても、ただの固い木の枝です、『これをどうやってたべるのかな?』と思いました。家族「ちょっとだけ削って、噛むとよく味がするぞ」引き出しに一緒にしまってある切り出し小刀で、枝を削ってく…