粟津恭一郎さんの著書「『良い質問』をする技術」(ダイヤモンド社 2016年)を拝読した。著者の仕事は、コンサルタントとは違う。著者はエグゼクティブコーチだと自称している。要するに、大企業の経営者にコーチングを行なう仕事である。経営者に「良い質問」をすることで、経営者自身が何かに気づいてくれるのである。 「良い質問」とは、聞かれても気づきのない「軽い質問」ではない。また、相手が答えたくない「重い質問」でもない。相手が素直に答えたくなり、かつ、気づきのある質問が「良い質問」なのだ。 「良い質問」の特徴を一言でいえば、「本質的」ということになるらしい。「そもそも」を問うレベルの質問や5W1Hの要素に…