春のめだか雛の足あと山椒の実それらのものの一つかわが子 馬場あきこさんは、この中城ふみ子の歌を引いて「春という季節には幼いいのちの表情が似合っている」と短歌鑑賞随筆(『歌の彩事記』)で綴られている。 そろいのオレンジ色の帽子をかぶった保育園児が6、7人、一本のひもを中に両サイドから手にもって、先生方に引率されて歩いていた。まだ足並みもそろわないほどの幼さだ。その後ろからは、むかしの乳母車のようでありながらきっちり箱型のものに3人ほどが乗せられて…。メッシュ地のむこうに座り込む子が見える。つかまり立ちをして、なんとも言えない愛嬌を振りまく、笑顔良しが一人。かわいい!! 「幼いいのちは、みな生きる…