今月は、当方の知人筋にも訃報が相次いだ。やはり季節の変わり目ということもあるのかもしれない。 そのなかでも、なんと任梟盧保存会の名誉会長である相澤正夫氏の訃報も届いたのである。3月3日のご逝去とのことであった。なんと突然の悲報であろうか。まさにこの保存会ができて2年を過ぎたばかりの任梟盧に起きた激震といえる。 相澤さんは、前にもこのブログでも報告した一昨年の6月に任梟盧に来館されたお一人だった。その時は先回にお知らせした「書庫を歩く」の著者で「日本の古本屋」の記事でおなじみの南陀楼綾繁氏、元文芸春秋で文学界の編集長を務められた細井秀雄氏、元富士通の清水ますみ氏らと一緒だった。 その時の夕食懇談…