いつも利用している図書館の新着本リストで目についたので手に取ってみました。 「新着本」ではありますが、単行本としての発刊は1987年ですから今から40年ほど前の本ということになります。 著者の佐野洋子さんは、絵本作家でありエッセイスト。詩人の谷川俊太郎さんの配偶者でもあった方です。 佐野さんの著作はたぶん読むのは初めてですね。 本書はその佐野さんのエッセイですが、タイトルからも感じられるように、その真っすぐな心から発せられた言葉は、世相や時代観も大きく変わったであろう40年後の今聞いてもとても刺激的です。 印象に残ったフレーズは数々ありましたが、その中から特に印象に残ったくだりをひとつ覚えとし…