高級酒暴落の裏『【北京共同】 中国を代表する高級白酒「茅台酒」の価格が暴落している。 主力銘柄「飛天」の卸売価格は節目の2千元(約4万円)を割り込み、2021年のピークから半値ほどとなった。24日は1910元だった。 消費低迷に加え、習近平指導部が綱紀粛正で「史上最も厳しい禁酒令」(中国メディア)に乗り出したためで、パニック売り状態となっている。 茅台酒はコーリャンを主原料とする蒸留酒でアルコール度数は50度を超える。中国の「国酒」とも呼ばれ、重要な接待では欠かせない高級酒だ。 時間がたつほど熟成されて価値が上がるため投資対象にもなり、数年前まで価格高騰が続きバブルだとの指摘も多かった。 中国…