《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info EF62形は信越本線の客車列車や貨物列車の本務機として運用することが前提とした電機で、特に客車列車は冬季の暖房用熱源を機関車から供給する必要がりました。EF62形が登場した1962年は、本州で運用されていた客車の多くが電気暖房を装備していたので、その電源として直流1500Vから単相交流1440Vに変換する電動発電機(EG)を装備していました。 このように、山岳線区、特に碓氷峠区間で運用可能な数々の特殊装備をもったEF62形は、1962年にその先行試作車として1号機が川崎車輌(初代)・川崎電機で製造され、高崎第二機関区…