延命をする行為。 そこに大きな疑問がある。 ただ命を伸ばす。 苦しみのどん底にいても死なせない。 薬の効果はそういう意味で何を求めてるのか? 短命でも少しでも生きる事に自らの意志を与える行為になるならば、そのほうがありがたい。 そう思う。 老人も同じだ。 ただ老人ホームで生きながらえる。 楽しいとか嬉しいとかの感情も感覚も無くなっていく。 身体は痛みがあり苦しい感覚はいつも続いてる。 しかしそれが普通になり当たり前の感覚になれば疑問から消える。 痛い痛いと感じるのが普通になる。 だから 「お加減はどうですか?」 「いつも通りです」 「そりゃあよかった」 その実態はいつも痛みや苦しみに耐えながら…