https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2022/11/23/192410 前項に続き、今度は奥六郡俘囚長安倍氏の「鳥海柵」を。 「国指定遺跡 鳥海柵シンポジウム −資料−」 より。 これが立地。 北上川と胆沢川で侵食された段丘で胆沢川を挟み「鎮守府胆沢城」と向い合う。 解っているだけで三条の沢を利用して郭を作り、 周囲を堀で囲む構造で、更に郭は溝らで区画される。 段丘と沖積低地の比高は約10m、そこには柱列や櫓状建物,門跡があり、自然の沢を利用した堀と柵列で防御された城柵だったと考えられている。 ここでは、古墳時代〜奈良期の遺物も出土していて、 ①元…