藤原賢吾『人民の敵 外山恒一の半生』百万年書房 (2023) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 「外山は現代では評価され得ず、未来には評価される」 この言葉は、名誉という本質への問いかけであるとともに、権威というものへの問いかけでもあるだろう。 nainaiteiyan.hatenablog.com その問いかけを行うなかで、なだいなだ『権威と権力』は非常に参考になる本だ。 外山氏の思想のすべてには賛同できないが、彼の精神力と行動力から学ぶべきことは大いにある。 民主主義について、自分はさほど突き詰めて考えたことはないが、ある程度は考えた自負…