オキナワチドリ無点花「美童(みやらび)」 品種名は琉球語で「美しい乙女」の意。亡き師匠が30年以上前に選別した沖縄本島産の品種。 正確な産出地は聞きそびれてしまったが、師匠がフィールドにしていた国頭村東海岸の無点坪ではないかと推測している。ちなみにその自生地は道路工事で消滅し、現在は並花1本すら残っていない。 この品種はあまり丈夫ではなく、環境を整えて本気で世話しないと衰弱死してしまう。絶滅産地の個体ということで保存栽培を続けているが、見てのとおり派手さに欠けるため、殖やしても欲しがる人がほとんどいない。 過去に育てたいという方が何人かいたが、数年も育てると飽きて放置しはじめ、維持してはくれな…