一人世帯か核家族の世帯かが多くなっているので、それらへのサポートはますます大事なものになっている。 --------講義録始め------- 次に、家族を対象にした研究の例を紹介します。核家族化の進展や地域的なつながりの脆弱化、プライバシーを重視した住居の作り方などにより、孤独な環境で育児を行う母親が増加しており、育児支援や虐待予防の観点から研究が行われています。また、父親の育児参加も関心が持たれています。最近では、予期せぬ妊娠の後に結婚あるいは非婚のまま子供を設ける割合も少なくなく、また、不況などによる低賃金や不安定雇用のために経済的なゆとりのない世帯で、母子手帳の交付を受けず、妊娠中の定期…