恐れ慄いた。 高校を卒業して、いよいよ大学生活を送ることになった僕は、それはもう、ただひたすらに怯えていた。 高校1年の秋、両親の離婚を機に母親と2人で引越しをした。 ありがたいことに専用の部屋を与えてもらい、卒業をするまでその部屋で過ごしていた。 そう、過ごしていただけだったのだ。 部屋の扉にはダイソーで購入した『応接室』という表札を貼り付けたり、そのくせ部屋の中ではネットゲームに勤しむという、ネタにも真面目にも走れない自分がただ惰眠を貪っているだけだった。 大学生活 そう、大学生活となれば、それはもう勝手が違う。 どうですか?勝手、違いませんか? 幼少期や思春期の頃からセンスを磨いてきた方…