去年の11月28日に、たまたま見ていたNHKニュースの中で取り上げてたので、おもろそうやなと思って買ってみた本↓有吉佐和子さんの「青い壺」 寝る前に少しづつ読み進めて、夕べやっと読み終わりました。 京都を振り出しにして「青い壺」が転々と持ち主を変えていくお話。読後すぐの感想は、行く先々で青い壺の持ち主と周囲を巻き込んで、持ち主が必然的に壺を手放さざるをえなくなってしまう「不幸のリレーバトンのような壺」やなと。一方で、持ち主が変わるたびに壺の所有者となった人々の、心の奥深くに隠されている本性を映し出させてしまう「真実の鏡」みたいな存在でもあるなと、そう思いました。 ネタバレになるとあかんので、登…